【縁側茶屋】歯医者シリーズ|夢の中の私、歯磨き指導を実践中
とうとうやってきた、歯医者の予約日。
二日前から、
メールで何度もお知らせが届く。
そのお知らせが、恐怖の椅子への
カウントダウンのように感じる。
🦎🎀「今日はお掃除、今日はお掃除」
心のなかで、自分にそう言い聞かせて、
気合を入れて歯医者へ向かった。
診察が始まって、すぐに、
歯ブラシを持ってきたかを聞かれ、
持っていないと答えた私に、先生が言った。
「次からは、持ってきてくださいね」
……次からは。
当然のように、
「次」があると宣言されてしまった。
そこからは、着色をして汚れ具合を確認。
そして、歯磨きの仕方を教えてもらう。
「一本につき20回ずつですよ」
模型を使って、そう教えてくれた。
ーーそこからだ。
椅子が倒れた。
まな板上の鯉ならぬ、
倒れる椅子の上の石像になる、私。
全身に力が入ったまま、
何分も時間を過ごす。
そのせいで、治療が終わり、
家に帰ったときにはヘトヘトになっていた。
ご飯もほとんど食べられず、
そこから5時間、眠ってしまう。
そして、夢の中の私、
🦎🎀「1,2,3,……18、19,20」
教えてもらったとおりに、歯磨きしていた。
今は現実で、20数えながら、
歯磨きをしている。
少しでも、
検診までの期間を長くできますように。
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