【縁側小話】城主の目玉焼き
城主は目玉焼きを作るのが苦手だ。
でも、毎日焼く。
今日も厨房から悲鳴が聞こえてくる。
横にいた張飛が、すかさず声をかけた。
🦎🎀「わぁ〜ん、殻が入ったぁ」
張飛「でかいのか?」
🦎🎀「ちっちゃいの」
張飛「カルシウムになるだろ!!」
🦎🎀「しっかり焼くね」
ジュウジュウと、しっかりと火を通した目玉焼き。
黄身がちょっとぱさついてるが、それもまた楽しいと、
武将たちが笑って食べる。
ーーまた別の日のこと。
🦎🎀「目玉焼き、泣いちゃったぁ〜」
劉備「おぉ、泣いてしまったな」
黄身が壊れてしまったようだ。
🦎🎀「ぐるぐる~ってして、炒り卵にしちゃお」
劉備「ははは。それもうまいからいいな」
食卓に運ぶと、一同納得の表情だ。
きっと城主がなにかしたに違いない、と。
🦎🎀「違うよ!今日は気分を変えただけだよ!」
城主のその言葉にも、一同はにこやかに頷くだけだ。
🍵……🍡……🏯……🍡……🍵
🦎🎀「リアン、みんなが信じてくれない」
🦜🎀「え?目玉焼きが泣いちゃったから、
炒り卵にしたって聞いたよ?」
🦎🎀「え、誰に?」
🦜🎀「劉備」
🦎🎀「劉備、ひどい!」
🦜🎀「あはは。劉備、
城主が目玉焼きが崩れたのを
「泣いちゃった」って表現したのが
かわいかったって言ってたんだよ」
🦎🎀「……ふぅん」
その日、少しだけ機嫌が良くなった城主が
縁側で鼻歌を歌っていたという。
🍵……🍡……🦎🎀……🦜🎀……🍡……🍵
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