水不足の村を救った、通潤橋という奇跡
今日も暑かった熊本です。
こんな日は涼しい映像とか見たくなります。
熊本県山都町に「通潤橋」という橋があります。


1854年に造られた日本最大級の石造アーチ水路橋です。
水不足に苦しんでいた白糸台地へ農業用水を送るために建設され、170年以上経った今も現役の農業用水施設として、約100ヘクタールもの田畑を潤しています。
最近は観光客も増えているそうですが、その理由のひとつが、橋から豪快に水を放つ“放水”の迫力。さらに、建設当時から受け継がれる高度な石積み技術や歴史的価値が高く評価され、2023年には国宝に指定されました。
熊本城もそうですが、熊本には「石」を扱う高い技術が受け継がれてきたのだと改めて驚かされます。
通潤橋の仕組みも実に見事で、橋の中を通る水は“サイフォンの原理”を利用し、勢いよく対岸の高い場所まで送られるよう工夫されています。
今から170年以上前に、電気も重機もない時代に、ここまで高度な仕組みを考え実現したことに感動します。
そして、この橋の建設を進めたのが、当時の惣庄屋(今でいう町長のような立場)だった布田保之助。
人々を水不足から救いたいという強い思いが、今もなお現役で人々の暮らしを支えているのです。
