現状を変える力を呼び起こすDIYメソッド‐新規事業やDXなどの変革によく効きます☆
〜D:出ろ、I:行け、Y:やれ 変革の力はあなたの中にしかない〜
立ちはだかる壁
起業したい。新規事業を起こしたい。会社を変革したい。何か新しい挑戦を始めたい。でも、こんな壁にぶつかっていませんか?
何から始めたらいいのかわからない
上司を説得できず、組織もなかなか動かない
仲間が見つからず、孤独な挑戦になっている
プロジェクトが途中で止まってしまった
なんで世の中こんなにも不条理なことばかりなんだろう
「その閉塞感、停滞感はあなた一人の問題ではありません」
変化を生み出す現場では、多くの人が似たような悩みに直面しています。
ですが、それを突破する方法がないわけではありません。
私自身、何度もこうした壁にぶつかりました。しかし、中学生の頃に「校則を変える」ことを経験して以来、バンドを立ち上げたり、挫折してキャラ変したり、スタートアップを創業したり、組織の中で新規事業を立ち上げてきた中で、自分の行動を変えることで現実が少しずつ動いていき、最後にはルールや制度まで変わるという体験を重ねることで、「現状を変える力」は自分の中にあると確信しています。
その力を呼び覚ますために必要な要素をできるだけシンプルにまとめたものが、「出ろ・行け・やれ」という、3つのシンプルで本質的なアクションであり、それぞれをローマ字表記したときの頭文字を取って「DIYメソッド」と称しています。実践を通じて、私のチームメンバーとともに、これを作り上げ、引き続き行動指針として役立てているものです。
名古屋商科大学ビジネススクール教授で、BMIA総研の所長の小山龍介氏からは、人や組織、あるいは社会が、既存の壁を打ち破り、新たな営みを始めるにあたり「ある種の哲学的な含意のある非常に重要なキーワード」として、このDIYを解説頂いております。 (引用元の記事はこちら)
これから、この「DIY」という考え方を詳しく解説してみたいと思います。
① 出ろ ― そのルールや常識から一歩外へ
現状の枠を打ち破るためには、まず自分がその外に出ること。
とにかく今とは違う場所へ、出ろ。
今までと同じ場所にいて同じことをしながら何かが変わることを望むほど馬鹿げたことはありません。
これができていない象徴的な場面が、企業内で新規事業テーマを考えるうえで、実際の顧客に会ったり、問題が起こっている現場に行くこともなく、ひたすら会議室で議論をしたりワークショップをしているような状況です。これが1年も続いている、なんてのを見たこともあります。こんなもの、まさに「とにかく、さっさと出ろ」なのです。
例えば、社内のルールや稟議プロセスが動きを鈍らせているなら、謝って済む範囲であれば、先に動いてしまうという選択肢もあります。仕事とプライベートをきっちり分けるべきだという思い込みに縛られているとするならば、プライベートの人脈や時間をあえて持ち出すことで、突破口が開けることも少なくありません。
私は、様々な企業の新規事業開発や商品企画の方々のお話を聞く機会が沢山あるのですが、その中で、「顧客に会いたくても営業が繋いでくれない」と言った愚痴を数え切れないほど聞いてきました。しかし、本当にそれだけが唯一の手段なのか、よく考えて頂きたいところです。頼れる知人や友人が本当にいないのか? とか、必ずしも「自社の顧客」である必要があるのか?などと考えると選択肢が広がっていきます。むしろ競合他社の顧客からの話のほうが学びが深いこともあり得るでしょう。
「正しくやらなければならない」「手順を踏まなければならない」という常識から一歩出てみる。その小さな脱却が、非連続な未来への入り口になります。
これまでと同じことをしていては同じ現実が再生産されるだけです。思い込み(既成概念、固定観念、正しさ)や、それらに根付いた行動様式(日常、ルーティーン、生活圏、役割)から、意識の上でも行動の上でも「出ろ」ということが重要になります。
② 行け ― 本当の答えは現場にしかない
次に必要なのは、行け。
大切なことは、「現場」に行くことです。自分がなにか問題を抱えているなら、それと近い問題を抱えている人に会いに行くことも、大きな変化につながるかもしれません。
これができていない場面の典型としては、実際の顧客、課題当事者、問題を抱えている本人に話を聞いたり、現場を観に行ったりすることなく、交流会に参加してお茶を濁したり、コンサルや専門家の意見を聞いて鵜呑みにしている状況です。有識者にスポットインタビューができるサービスなどもたくさんありますが、これらは二次情報・三次情報でしかありません。
変革のヒントは、一次情報の中にしか存在しませんから、さっさと問題が起こっている現場に行け、ということが極めて重要になります。
たとえば、データや業界レポートをいくら読み込んでも、それは誰かが加工・解釈した情報です。けれど、ユーザーと直接会って話す、困っている現場に行って一緒に汗をかく・・・そうした一次情報との接触が、自分の中に眠っていた「志」を引き出してくれるのです。
志は、誰かに言われて生まれるものではありません。
自分が現場で感じたこと、見たこと、許せないこと、悔しかったこと、感動したことによって、初めて本物になります。
つまり、問題を解決する上での深いインサイトが得られるからこそ「行け」であり、直接みずから見聞きして五感で感じ取ることで解決に向けた情熱に火を灯すための「行け」なのです。
自分の感性と身体で、世界を感じ取りに行ってください。
③ やれ ― とにかく試すことでしか、前に進まない
そして最後に大切なのが、やれ。
なにかに気がついたのに、その認識を無かったことにする行為は、実は多くの場面で頻繁に起こっていることなのです。
せっかく現場に行って何かを感じ取ってきたのに、そのちょっとした違和感を自分の中にしまい込んでいまうことはかなりあります。なかなか言語化できないものも多いからです。けれど、それをなんとか形にして誰かに伝えてこそ、変革において不可欠な仲間づくりが始まるのです。
これには日頃の心理的安全性なども影響しますが、あなたがそれを作り出すきっかけにだってなれるわけです。
考えてばかりいても、動かなければ現実は変わりません。モヤモヤを言語化するために誰かに「壁打ち」をお願いすることも良いでしょう。ボロボロでもとにかく企画書にしてみて、誰かに反応をもらう、というのもおすすめの方法です。完璧な計画がなくても、今できることを小さく試すことで、次の一手が見えてきます。
実際、私が立ち上げた事業も、最初は勝手に資料を作って仲間に見せたところから始まりました。動いたからこそ、仲間ができ、組織が動き出したのです。
「行け」を実行したならば、あなたの中に何らかの違和感が残っているはずです。これを放って置けば今までと同じ日常が繰り返されますが、「ちょっとした新しいなにか」を始めることで、その日常に揺らぎが生じ、もしかしたら大きな変革につながる、そんな可能性が開かれるのです。
千里の道も一歩から。
やってみなければ、何も始まりません。
④ 「変態」として生きる覚悟 ― DIY人材のマインドセット
DIY人材として変革を起こす人には、ある共通点があります。
それは、「報酬」ではなく「興味」や「大義」で動くということです。
誰から頼まれるでもなく勝手に行動している
お金や制度が整っていなくても、できる範囲から始めている
なぜそれをやっているのかと聞かれたとき、得られる結果以外の目的を語る
私はこのような人たちを、敬意を込めて「変態」と呼び、以下のように定義しています。
変態とは、リターンではなく、自分の興味関心、使命感、大義等を行動原理とする感性と実行力を持ち、できない理由を並べず「どうしたら少しでも前に進むか」という観点で実働しながら、必要なリソースを自ら集めることを厭わず、これらの”プロセスそのものに快感を覚えている人のことである。
そして、以下のことを確信しています。
「この世界には、2種類の人しかいない。変態な奴と、それを隠している奴だ。」
もしあなたが今の現状を変えたいと思っているなら、自らの変態性を呼び起こす事。人は誰しも何らの条件が整いさえすれば、変態でいられる領域や「やり方」を発見できるはずなのです。このことを楽しみに、DIYを続けて頂けたらと思います。
⑤ DIY人材へのプロセス
では、どうすれば変態性に目覚め、「出ろ・行け・やれ」の精神を呼び覚ませるのでしょうか?
それは、日常の中での小さな史上初から始まります。
以下に、すぐに試せる実践リストをいくつかご紹介します。
通ったことのない道を通ってみる
入ったことのない店に入ってみる
行ったことのないイベントに飛び込んでみる
会ったことのない人にSNSで連絡を取ってみる
まずは、このような「超簡単な史上初」を日常に組み込むこと。次いで、そこでの気付きを誰かに話してみたり、自分なりに調べてみることなど、連鎖を起こしてみてほしいのです。その過程で、自分の中に眠っていた行動力が自然と目覚めていきます。
近年、日常とは異なる環境に飛び込むことによって高い学習効果があるとして「越境」が注目されていることも、この主張を裏付けるものと思っています。
DIYの実践は、新規事業やイノベーションを興すだけでなく、人生を豊かにする秘訣であると考えます。自分の「変態性」に目覚め、これまでやったことのない小さなことに習慣的に取り組むこと。最後に敢えて強調しますが、重要なのは「誰かにやらせる」ではなく、自らやることです。DIYの本来の意味である「Do It Yourself:自分起点」で新たな変化を生み出すという感覚を掴んで行きましょう!
おまけ:DIYとは「利他の発現」である
利他とは、単に相手のためになることではなく、自分(達)が守ってきたルーティンや「正しさ」よりも、誰かが大切にしているものを優先的に大切にする行為であり、ある意味でのリスクテイクと自己変容を伴いながら、誰かのための行動を起こすことによって、「深いところで自分がこれからも大切にしていきたいものを大切にする行為」とも言えます。
ここまでご紹介してきたこのDIYは、ルーティン(既成概念、組織慣行、建物の中)から逸脱し、幸せにしたい他者の元に赴き、そこで得た原体験をもとに新たな行動に繋げよ、という考え方と行動を意味しており、ずばり、上記の「利他」に当てはまるものでもあることを、ここまでお読み頂いた皆様ならご理解頂けることでしょう。
会議室にこもりがち、過去の成功事例にしがみつきがち、石橋叩いて壊しがちな「大企業」であればなおさら、このDIYがいかに組織慣行と相反するものであるかも、想像に難くないと思われますが、勝手にやれる範囲(謝って済む範囲)で、大切にしているものを大切にするために行動していきましょう!
おわりに:変革は、自分の中から始まる
出ろ・行け・やれ。
この3つは、誰かに命令するための言葉ではありません。
自分自身に向けた、変革のスイッチです。
今の状況にモヤモヤしているなら、それはあなたの中に「変えたい」というエネルギーがある証拠です。
まずは、出ろ
次に、行け
そして、やれ
変革は、特別な才能や権限を持った人のものではありません。
誰にでも、今日から始められるものです。
私のミッションは、「社会に新たな価値を創造する挑戦者を増やすために、挑戦者と共に楽しみながら、自らの新たな挑戦を発信し続ける」です。
なので、私で良ければ、いつでもあなたのDIYを応援させていただきますので、いつでも御連絡ください!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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