つぶやき(スランプ?)

 昭和中期の鹿児島の農村、昭和5(1930)年生まれのミヨ子(母)の暮しぶりを書いている。もともとは、とくに学があるわけでもなく自分について語る術も発想もなかった身近な人びとについて、本人に代わって記しておきたい、まずは母ミヨ子から、という思いで始めた。

 書き始めてそろそろ1年になるのだが、ミヨ子の生い立ちから始めたものの、季節ごとの行事や農作業などを挟むうち、まとまりが悪くなったと感じている。自分の記憶が頼りなのはしかたないとして、自分の視点寄りになってしまうのだ。

 ミヨ子について書きたいことはまだまだあるし、その次は夫の二夫(つぎお。父)、さらに両方の祖父母――と続けていきたい。昭和的なエピソード、当時の常識みたいなものも書いておきたい。庶民の昭和史みたいな記録の体裁にまとめるにはどうしたらいいか。

 アイディアはあるものの、書きたいことが一時期ほど浮かんでこなくなった。ちょっと、スランプかもしれない。
 

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