ひとやすみ(おむつあれこれ)
立て続けに休みます。
「五十八(初めての育児)」を書きながら、いまどき布おむつを使う赤ちゃんがいるのかな? と思ったのでネットで検索してみたところ、何枚かセットで、あるいはおむつカバーともセットで、もちろんネット通販でも売られていることを知った。布にはスヌーピーなどのかわいい柄がプリントされていて、古い浴衣をほどいて縫っていた布おむつとは隔世の感がある。
わたしも(もちろん)布おむつを当てられていたが、(もちろん)記憶にはない。ただ近所の赤ちゃんがおむつを換える様子を見る機会があったり、ミヨ子(母)の年の離れた妹(叔母)が出産のために里帰りした際、生まれたいとこのおむつ交換を手伝ったりした経験はある。
ぼんやりとした記憶を辿ると、折った2枚の布おむつを組み合せて赤ちゃんのお尻を包んでいたと思う。1枚は細長く、もう1枚は男女によって折り方が違っていた気がする。おしっこで濡れる位置が男女で違うからだ、と教わったのではなかったか。
当時すでにおむつカバーはあったが、ビニールコーティングされ、見るからに蒸れそうだった。世話する方にはおしっこが漏れずに便利でも、赤ちゃんは不快だったかもしれない。いまのおむつカバーはその辺の技術改良がものすごく進んでいそうだ。というより紙おむつが主流だから、おむつカバーはいらないのかな?
ついでに紙おむつの歴史を調べてみた。
開発当初はライナー型で(1962年)、布おむつが洗濯しやすいよう、おむつに敷いて固形物(つまり大きい方)のみを受け止めるものだったが、高価なためそれほど普及はしなかったようだ。本格的に普及するのは、アメリカで開発されたテープで止めるタイプの紙おむつが輸入されたのを機に(1977年)、国産の紙おむつが発売されて以降らしい(1981年~)。女性の社会進出と家事時間の短縮が進むのもこの頃だ。ほどなく高分子吸収体が紙おむつに採用され(1984年)、利便性を飛躍的に高める。ただし、この頃はまだおむつカバーと併用していた。その後パンツ型の紙おむつが登場し(1990年)、いまのようなスタイルになっていく――ようだ。〈65〉
そう言えば「紙おむつを使うと赤ちゃんの発達が遅く(悪く)なる」というような説が、いまでもある。いわく「布おむつだと濡れたときに敏感に反応するが、濡れを感じさせない快適な紙おむつだと快不快への反応が鈍る」のだ、とか。それにしたがえば、昔の赤ちゃんよりいまの赤ちゃんのほうが発達が遅いということになるが、どうなんだろう? どこかで実証実験してくれないかな。
〈65〉一般社団法人日本衛生材料工業連合会>紙おむつの歴史 より
