タスク管理の成功は「業務を捨てる」こととセットである
本記事は、メンバーシップの方からいただいたリクエストにお応えして執筆したものです。
私は新規開拓型の広告営業という、数字オンリーの評価環境で働きながら、「定時帰宅」を5年間継続してきました。途中には部署異動、産休・育休からの復帰、さらに兼務なども経験していますが、いまも安定して定時で帰れています。
なぜそれが可能だったのか?
そしてどうすればそれを再現可能な仕組みに落とし込めるのか?
今回は、過去記事の内容をベースにしつつ、実体験を踏まえてより実践的な視点でブラッシュアップしました。
タスク管理とは、「成果の最大化」を効率よく実現するための手段である
まず押さえておきたいのは、「タスク管理って、何のためにやるの?」という問い。
答えは明確で、「成果を出すために、効率よく時間と労力を使う」ためです。
決して、意味の薄い業務を漏れなく頑張って、量をこなすことではありません。
タスクをきっちり整理して、すべてを完遂することが目的になってしまうと、いつの間にか「やることを増やすこと=仕事してる感」になってしまいます。
それは、本末転倒なのだ。
タスク管理の本質は、「やらなくていいことを捨て、やるべきことに集中する」ことにあります。
成果に直結するタスクの“選別”と“集中”こそが、本来の目的です。
タスク管理の本丸は「業務削減」である
タスク管理というと、よくスキルやツールが注目されがちですが、本質はそこじゃないのです。
「いかにタスク自体を捨てるか」
ここを起点にしない限り、効率化も生産性向上も幻想に終わります。
現状の業務量を維持したまま、どれだけ便利なツールを導入しても、なぜか忙しさは増していくばかりです。タスク管理を本気でやらねば、と思っている時点で、既に物理的に時間が足りないからです。
だからタスク管理の本質に照らし合わせるならば、いらない業務を捨てることこそ、一丁目一番地になるのです。
タスク管理は「整理整頓」、業務削減は「断捨離」
タスク管理を部屋の掃除に例えるならば、
整理整頓 → タスク管理
断捨離 → 業務削減
この「捨てる作業」、つまり業務の取捨選択こそが最優先事項です。
100個の仕事をうまく並べて管理するよりも、最初から10個に絞って管理した方が、はるかにラク。当然、成果も出やすくなります。
掃除でいえば、床にものがない方が断然掃除しやすいし、そもそも汚れにくい。
この感覚、掃除よりもインテリアの選定や模様替えに近いかもしれませんね。
「どんな部屋にしたいのか?」
「その理想に対して、これは本当に必要か?」
「これは今のコンセプトに合ってないから手放そう」
こうして一度ものをどかして、空間をクリアにした上で、必要なものだけを選んで配置する。
タスク管理もまさにこれと同じです。
成果を出すためにタスク管理をしているのだとしたら、
あなたの仕事における「成果」とは、どんな指標で、どの数値ですか?
それが明確になると、「今やっている業務のうち、どれがその成果に直結していないか」が見えてきます。
つまり、「今ここにある仕事のうち、これは“理想の部屋”に合ってないよね?」という問いができるようになります。
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