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いきなりキャラ変した話~「かくれ繊細さん」の私 4

みゆです。

前回は高校時代の話を書きました。

いよいよ社会人

学生生活に別れを告げて、いよいよ社会人生活のスタートです。

入社式は4月1日ですが、その前に試用期間という事で3月1日から出社する事になっていました。免許は取ったものの、まだ車を持っていなかったので当分の間は自転車通勤をするつもりでした。ところが、初出社の日はあいにくの雨。仕方が無いのでバスで出社する事にしました。

会社に着き、ドキドキしながら中に入ります。勇気を出して挨拶をして、上の人の指示を仰ぎました。そして渡された制服、案内された更衣室。地味な普通の制服に着替えて改めて挨拶しました。

「今日からお世話になります。よろしくお願いします。」

同じフロアで同僚になる女性陣は同じ高校出身で年も離れていない人が多く、あとはうんと年の離れたお局様や営業のおじさま方がいました。私は経理に配属されました。ちょうど退職される方と入れ替わる形です。書類上のスペックと面接時での印象が良かったためだと思われます。

初仕事はコピーを取る事、FAXを送る事です。初めての事務機器に緊張しまくりです。コピーはともかくFAXは番号を間違えない様に確認しながら送信しました。余談ですが、今でも登録していない所にFAXを送る時は番号を3回くらい確認しますね。どうかすると、確認している間に番号が消えてしまったり。

休憩時間には、一つ上の指導係の先輩や年の近い先輩達が話しかけて下さったんだけど、私は人見知りなのでフレンドリーな態度を取る事ができません。それに、上下関係の厳しい高校出身である事、運動部を経験している事でなかなか自分から先輩に溶け込んでいく事はできませんでした。

なんとか1日が終わり、帰りのバスに乗るために歩きながら私はどっと疲れが出ました。

壁があるかも

よく物事を続ける時に辞めたいと思うのが3日3か月1年3年とか言いますが、その頃の私もまさにその通り。

仕事は経理だったので、帳簿をつける事なのですが、今はパソコンでの記帳が当たり前だけど当時はまだ手書きだったのです。今手書きでやれと言われてもできません、面倒で。帳簿をつける事はまだ良かったのですが、電話の受け答えが嫌でした。会社は教材の発行販売をしており、受注の電話など受けるのですが間違えない様に必死でした。それにかかってきた電話を取り次ぐ時も緊張です。だって、電話を替わるために話さなくちゃいけないからです。先輩からいろいろ注意を受けましたが、今ならスラスラできるけれど、高校を出たばかりで敬語やビジネスで必要な受け答えとかハードルが高すぎます。それにHSPの特徴である考え過ぎで早い行動ができないという事が上の人達に気に入られなかったようです。おまけに周りに溶け込めないし。

私の人見知りで壁を作りがちな性質。経理にいるという事もどうやら溶け込めない原因のうちの一つだったようです。経理にはお局様と3つ上の先輩と私がいました。よく周りを見てみると、お局様はもちろん、もう一人の先輩も気にならない程度に若干距離を取られているようでした。だから当然私も距離を取られている訳です。なぜなら、親しくし過ぎてお局様に自分達の情報が漏れない様に・・・と警戒されていたからです。

配置換え

お弁当はみんなで食べても、その後の時間はポツンとひとりぼっち。別に一人でも構わないんだけど、少し寂しいような。そんな状態が半年ほど続いた後、少し変化がありました。配属の変更です。きっと、「こいつ使えないなー、上辺だけのスペックかよ」と思われたのでしょう。私は他の先輩達と同じ所に配属されました。

手が空いた時にお手伝いに行っていたので、大体の事は分かりました。それでも、色々覚える事はありましたが今度の仕事は体を動かす作業も多く疲れはしても、考え込んだりしなくて済みました。

少しずつ仲良くしてもらってはいましたが、それでもなんとなくまだ溶け込めずに自分の殻にこもる日々が続いていきました。仕事辞めたいなぁ、でもまだ1年も経ってないしなぁと思う日々。そして、その年最後の出社日。この日から私の人生が大きく変わっていくのです。

頭の中で声がした?

年末のこの日は、従業員みんなで大掃除です。夕方も定時より早く終われます。先輩達と掃除をしていると、あっという間にお昼です。お弁当を食べた後いつものように一人でポツンとしていると、頭の中で声がしたんです。この話は、スピスピしているので苦手な方はごめんなさい。

「みんなと仲良くしたいなら今だ。話し掛けに行くんだ!」

声がした時???となりました。当然ですよね。声の様なひらめきの様なメッセージ。でも、私は先輩達と仲良くなりたかったのでメッセージに従ってみました。恐る恐る先輩達の所に行き声を掛けました。

「あの・・・、年賀状を送りたいんで住所を教えてもらえませんか?」

いきなりやって来た私をいぶかりながらも、住所を教えてくれました。そして、仲間に入れてくれました。入社して、やっと仲間になれたと思えた時でした。しばらくたった後で仲良しの先輩が「もうー、あの時さいきなり来て住所教えてとか言うからビックリしたよぉ!」と言いました。

年賀状を書くと言ったからには出さなくてはいけません。何とか年賀状を年内に投函して新しい年を迎えます。

なぜかキャラ変

新しい年が明けて会社に行くと、それまでとは打って変わって楽しい毎日です。先輩達と冗談を言って笑いあえるなんて!一緒に遊びに行くなんて!それでも、タメ口を聞いたりすることはなく親しい中にも礼儀ありを心掛けてはいましたが。

それに、もう一つ変化がありました。タイトル通りいきなりキャラ変しちゃったんです。今までの「人見知りで、殻にこもった何を考えてるかよく分かんない人」から「いつも元気で明るい、妹的ないじられキャラ」へ大変身です。このキャラは、職場を替わっても結婚しても年齢を重ねても変わらずに今でもそうだったりします。

新しい年から、このキャラになって生きていくうちにこれがもともとの自分だったのかな、などと思うようになりました。今までただのHSPだったのがHSS型HSPになったのかな。

入社して1年が経つと、後輩や中途入社の同い年の子が入社してきました。その頃には新キャラも板についてきて、前の性質が出てくることはほぼありません。後輩や同い年の子ともすぐに仲良くなりました。特に同い年の子とは親友と言える間柄になって、今でもなかなか会えないけど仲良くしています。

みんなと楽しく仕事をしながらも、私このままでいいのかなーと思うようになりました。それに世の中はとらばーゆブームでもありました。なにより、仕事中に重い教材類を持つ事が多く腰をちょっと痛めてもいたのです。転職したいと思うのも今思えば3年位で飽きてしまうHSPの特徴ですね。

会社を辞める決心

考えながらも1年近くが経ちました。

そして、ついに会社を辞める決心をしました。退職願を書かなくてはいけませんが、今みたいにネットで検索するなんてできませんので本を1冊買いました。そして、白い便箋と封筒を買い退職届を書きあげました。退職の理由は腰痛のためという少し取ってつけたような理由でしたが、整骨院には週1で通っていましたし、まいいかと。

直属の上司に手渡した後、社長と面談しましたが、別に私が退職しても困らないらしくあっさり退社が決まりました。5月15日付の退社です。しばらくすると後任の方が入ってきて、3か月ほどもうひと頑張りする事となります。

転職活動

そんなある時新聞の求人広告に目が留まりました。気になる求人は2件ありました。1つは、大手コーヒーメーカーの現地採用(経理事務として)。もう1つは、大手自動車会社の直営店の現地採用(接客および経理事務)。どちらの求人も東京本社の現地採用なので、お給料などの条件も良さそうでした。私は2通履歴書を出してみました。すると、どちらも試験を受けに来て下さいとの事です。

コーヒー会社の方は平日が試験日だったので有休を取りました。ここの試験は1次試験と2次試験があり、1次に受かれば次に進む様でした。1次試験は一般常識と簿記の筆記がありました。一応すらすらと解いたのですが、メーカーなのに商品知識を入れるのを忘れていて1つ解けなかったのは誤算でした。でも、次に行ける予感はありました。

自動車会社の方は日曜日が試験日でした。こちらは一般常識と簿記・珠算の筆記試験に面接です。今度こそと、その頃車好きだったというのもあり商品知識も頭に入れ面接に臨みました。試験官(社長・店長)の望む人物像が何となく分かったので、そういう人物になり切り面接終了。勝った!と思いました。

コーヒー会社の2次試験に進む事になり、有休も取った試験前日。とってもショックな出来事があり、さすがの私も試験官の望む人物になる事もできずに面接終了です。私は色々な意味でショックのため、帰りに洋服を一杯買ってしまいました。後日送られてきた郵便によるとやはりここの会社は落ちてしまいました。でも、自動車会社は受かっていたので6月からそこにお世話になる事になりました。

ゴールデンウイークが終わると、いよいよ退社の日が近くなりました。いざ辞めるとなると、不満も一杯あった会社ですが多少は名残惜しくはありました。でも、それよりも新しく始まる新生活に私の心はワクワクが止まりませんでした。そして、無事に2年少し勤めた会社を退職しました。

ちょっとトラウマな話

最後に。

面接前日のショックな出来事について。その頃、付き合うまではいかないものの彼氏っぽい感じの人がいました。相手はさらりとした付き合いがしたかったのに、私の性質上その気持ちが重かったらしく私は振られてしまったのです。面接前日に!面接が終わってからにしてくれればよかったのに。

普通、女の人は彼氏の思い出は上書き保存と言いますが。私の場合はその分ファイルが増えるようで、ずーっと引きずってしまいがちです。なんせ、熱しやすく冷めにくいので。ほんとに、この時の事はトラウマっぽくなっていて、私は気持ちが重すぎるから適当に気を紛らわせて分散しなければ!!と自分を戒めています。これは、恋愛だけではなく子供に対してもですね。

凄い長文になりましたが、次は転職した後の話です。





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