【シロクマ文芸部】夏休みの過ごし方|エッセイ
夏休みに入る前が1番楽しかったと今の私は思う。
子供の頃は、宿題はさっさと終わらせて、楽しい事をたくさんしようと長い夏休みに胸をワクワクさせていた。
けれど、けれど。
なかなか思い描いたように進まないのが世の常だ。
小中高と12回の夏休みを過ごしてきたけれど、宿題をなかなか終わらせる事はできなかった。
小学校の時は7月の間はラジオ体操から帰り、朝食後から宿題を進めていた。する物は、主に夏の友やドリル、漢字の書き取りなどだ。
中学の時は、午前中は部活だったので午後から宿題を進めた。
高校の時は、午前中に部活に行く時は午後から、行かない日は午前中に宿題を進めた。
私が張り切って宿題をするのは、あくまでも7月の間だけだ。
8月に入ると、次第にやる気がなくなっていく。明日やろう明日やろうという気持ちになり勉強をしようという気にもならなかった。
夏休みには誘惑がたくさんある。
アニメや古いドラマの再放送を見たり、「あなたの知らない世界」を見たりしなくてはいけない。
また、小学生の時はプールに行ったり、公園で遊んだり。
中学の時は部活に行き、友達と遊んだり買い物に行ったり。
高校の時は、部活もそこそこに友達と遊んだり。
夏休みは、普段とは流れる時間が違う。
ゆったりした時間で過ごせるような気がしていた。予定もなく家にいると暇なのだが、それさえも楽しく思えた。
時には家族と出かけたりして楽しい時間を過ごしていると、あっという間にお盆休みになってしまう。
そこで私は気づくのだ。宿題がたっぷり残っている事に。しかも感想文や絵、工作、自由研究などの大物ばかりだ。
ああ、どうしよう。
どうしようと思ってもやらない事には先に進まない。父や母を動員して宿題を進めた。
「なんでやらないの」と怒られながら、一生懸命やる。8月31日の夜遅くまで。
最も、両親の手を借りての宿題は小学生の間だけ。中学からは自力でやらなくてはいけない。
一生懸命に宿題を進めた。なんで少しずつでも毎日やらなかったのだろうと思いながら、相変わらず8月31日の夜遅くまで手を動かした。
毎年毎年、学年が上がっていっても、同じ事の繰り返しだ。
今になって思えば、私はギリギリの状態でお尻に火がつかないとやる気が出ない性分だったようだ。それは今でも変わっていない模様である。
だけど、それでも良かったのかなと思う。
夏休みも後半になってバタバタとやっつけで宿題を片付けた事。
友達と遊んだ事。
中学の部活に一生懸命取り組んだ事。
高校の部活はサボり気味で友達と遊んでた事。
こうやってみると、今ではいい思い出だったなと思う。
大人になった今、あんなに長い夏休みはもう過ごす事はできない。だからこそ、あの頃の事は楽しい思い出として記憶に残っているのだろう。
🍧 🍧 🍧
シロクマ文芸部に参加します💛
今週のお題は「夏休み」です。
ここ数日、涼しくて過ごしやすいです。
昭和の夏ってこんな感じの気温だったよねという事を思い出しました。
昭和の夏休みの思い出です。
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
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