昭和の歴史の事を考えてみた~積読解消への道📚
今回は積読解消への道という事で、少し前に買っていた昭和史の10大事件の感想を書こうと思う。
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私は、近代史が好きで昭和の歴史みたいな物は特に好きだ。以前、この本の著者でもある半藤一利さんの書いた昭和史という分厚い本も読んだ事がある。だから、この本を見つけたときは面白そうだと思い、すぐに手に取った。
この本は、宮部みゆきさんと半藤一利さんの対談集になっている。
このお二人は、同じ高校の先輩後輩なんだそうだ。この本ではそんなお二人の息の合った対談が見られる。
この本の進み方は、それぞれが選んだ昭和の大事件のリストを出して、そこから10大事件を選び二人で掘り下げていく形式になっている。
この本で取り上げられている10大事件は次の通りだ。
昭和金融恐慌
二・二六事件
大政翼賛会と三国同盟
東京裁判と戦後改革
憲法第九条
日本初のヌードショー
金閣寺消失とヘルシンキ・オリンピック挑戦
第五福竜丸事件と「ゴジラ」
高度経済成長と事件ー公害問題・安保騒動・新幹線開業
東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(宮崎勤事件)
この事件の数々を見て、戦前の物から終戦後ときて高度経済成長と続き、最後に宮崎勤事件が入っていたのは少しばかり驚きだった。
取り上げられている事件の中からいくつかの事件で思った事を書いてみようと思う。
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昭和金融恐慌
この事件は、大臣の失言から始まった。大臣の不用意な一言で本当に銀行が倒産してしまったというのだ。それは一行だけでは治まらず次々と銀行が倒産していくという大変な事になっていった。ちょうど世の中も不穏な空気感が高まってきた時期だったので、余計にそういう事になったのだろう。
本当に口は災いの元とはよく言ったものだと思う。結局、これをきっかけに二・二六事件や国際連盟からの脱退に繋がり、戦争への道を進んだというのだからたまったものではない。
文中にもあったのだが、今の時代ならインターネットが繋がるので、真実かどうか裏を取ったり検証もできるのだろうに、当時は上が言う事がそのまま伝わる。時代的なものとはいえ、情報を確かめる術を持たないのはきついなと思う。ただし、情報が取れるという事は、逆にデマを発信する事も容易い。そこは注意が必要なんだと思う。
そういえば、平成でもこんな事があったなという事を思い出した。
人から聞いた話を友人にメールしたら、それがあっという間に広がり、預金者が殺到して銀行の取り付け騒ぎになったという事件があった。
ちょっとした不注意が大事になるのだから、自分の頭で考えるって大事だなと改めて思ったものだった。情報を受け取ったら、一旦自分で受け止めて考え裏を取るなどしなくてはいけないのだろう。慌てていると、パニックになってしまうものだが、それを抑える事は本当に大事な事だと思う。
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日本初のヌードショー
この本は、こんな題材も取り上げられている。
私は、とりあえずは女性なのでヌードショー、いわゆるストリップ劇場には行った事はない。だから、ちょっと興味を持って読んでしまった。
戦後少し経った昭和22年に初めてのショーが行われたそうだ。
やっぱり、新しいものが普及するきっかけになるのはエロなんだそうだ。ビデオデッキやレーザーディスク、DVDなどが普及していく過程ではエロでビジネスが成り立っていったそうだ。それは、出版の世界でもそうらしい。
私が実感したのはパソコンが普及しつつある時の事だ。
あの頃は、インターネットもダイヤル回線接続だったのだが、エロ目的でそういうサイトを開いたら、勝手に設定が変更されダイヤルQ2にインターネットが接続されて凄い電話料金の請求がきた、なんて話もよくあったらしい。
文中、当時のストリップ劇場の様子が描かれている。なんと、半藤さんは高校生の時バイト代が入ると友人達と劇場まで見に行っていたそうだ。綺麗な踊り子さんがステージで自分の身一つで踊りを踊っている姿は、やっぱり美しいんだと思う。きっと踊り子さん達もプライドを持って踊っていたんだろう。
そんなストリップ劇場は私の地元にもあった。そこは、人通りの多い所にあったので私も前を通った事がよくある。煌びやかな照明のそこは、何か秘密めいていて、私はいつも横目でチラチラと見て通り過ぎていた。
だけど、時代と共に客足は遠のき、いつの間にか廃業されていた。その場所は今、更地になっている。
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宮崎勤事件
この事件は、私の中では最近の事件のような感覚がある。1989年に宮崎勤が逮捕された事件だからだ。逮捕されたのは平成元年だけど、事件自体は昭和に起こっている。
事件の内容を書く事はしないでおこうと思う。やっぱり、気分が良くないからだ。
あの頃私はまだかろうじて未成年だった訳だけど、なかなか衝撃的な事件だった。マスコミでは連日、事件の事が報道されていた。逮捕されたらされたで、ますます報道は加熱し様々な情報(憶測も含むと思っている)が流されていた。
この頃からオタクという言葉が広まったような気がする。
犯人はかなりの闇を抱えていたのだろうか。内に内に思考が向いてしまったのだろうか。それがあのような事件につながったのだろうか。
あの事件から、世の中の何かが変わっていったのかもしれない。
宮部さんも半藤さんも昭和が終わった1989年は世界的にも大きく変わった年だと言っている。
天安門事件、ベルリンの壁の崩壊、ソ連の崩壊、東欧諸国の無血革命など世界では大事件が起きている。これらの事件は、私もテレビの報道などをよく見たので記憶に残っている。中でも、天安門事件とベルリンの壁の崩壊は良く覚えている。
あの崩れる事は無いと思っていたベルリンの壁が崩壊する様をテレビで見た時、その様子が正直信じられなかった。
そんな激動の時に起こった、宮崎勤事件には何か因縁めいたものを感じてしまう。
世界の出来事と日本の出来事、読んでみると結構忘れていた事もある。あの恐ろしい事件(宮崎勤事件とは別)もこの年だったようだ。
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10大事件の中から3つ取り上げてみた。
昭和は64年(昭和64年は1週間しかなかった訳だが)あるが、一口で昭和と言っても初めと終わりではずいぶん違った時代だと思う。
私が生まれて成長していった昭和の時代はどんな時代だったんだろう。私の記憶の中ではいい事も悪い事もあった。ただ、みんなが夢を見ていられた時代だったとは思う。
そして、この頃に好きだった物は今でも好きだ。昭和が終わり、平成も終わり、令和になった今でも、それだけは確かに言える事だ。
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
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