今日のピックアップ|2026.06.14
収集した記事の中から取り上げた、今日のピックアップです。
⬛️ OpenAI、複数州の司法長官連合から召喚状——ChatGPT の安全性が問われる
OpenAI faces investigation from state attorneys general
米国の複数州の司法長官が連携して、OpenAI への調査を開始しました。
ニューヨーク州の司法長官を中心とした 42 州の連合が、ChatGPT の広告、ユーザーデータの取り扱い、未成年・高齢者への影響、モデルの追従性(sycophancy)などに関する文書提出を求める召喚状を送りました。
6 月 1 日にはフロリダ州がすでに OpenAI と Sam Altman 個人を提訴しており、ChatGPT が子どもに危害を与えたとして規制と損害賠償を求めています。
その翌週にはカナダ人の母親が、ChatGPT が娘の自死を促したとして民事訴訟を起こしました。
OpenAI はいま IPO を目前に控えている時期で、このタイミングでの大規模調査は、単純ではない意味を持ちます。
「便利で新しいツール」という時代は終わって、AI も社会インフラと同じ基準で問われる段階に入ってきたんですね。
⬛️ Amazon CEO の進言が引き金に——Anthropic の Fable 5・Mythos 5、輸出規制で世界停止
Amazon CEO reportedly raised Anthropic model concerns before government crackdown
Amazon CEO の Andy Jassy が、Anthropic の最新モデル「Fable 5」のジェイルブレイクに関するセキュリティ懸念を、トランプ政権の高官に直接伝えたと報じられました。
それを受けて商務省が輸出規制を発動し、Anthropic は Fable 5 と Mythos 5 への外国人アクセスをグローバルで停止することになりました。
Anthropic への最大投資家のひとつである Amazon が、自社の投資先モデルの停止につながる情報を政府に伝えたという構図は、なかなか複雑です。
日本からのアクセスがどう扱われるのかも気になるところだし、Anthropic が「Fable 5 の能力は他の公開モデルでも同様に存在する」と述べている点も印象的でした。
AI の安全性をめぐる議論が、政治と資本と安全保障の複雑な交差点に来ているのを実感します。
