今日のピックアップ|2026.06.01
収集した記事の中から取り上げた、今日のピックアップです。
⬛️ AI が書いた裁判書類でまた弁護士が処分された、ほか AI まとめ
ResearchBuzz AI Update, May 30, 2026
ResearchBuzz の AI まとめ記事から気になったのは、アイオワ州の弁護士が AI が生成した存在しない判例情報を裁判書類に使って処分されたというニュースです。
「ハルシネーション」と呼ばれる現象で、AI がデータのパターンをもとにもっともらしい情報を作り出してしまうことがあります。
問題なのは、そのもっともらしさが本物の判例と見分けがつかないほどだということ。
さらにこれが少なくともアイオワ州で 2 件目のケースだというのも、少し驚きました。
1 度起きたことで「気をつけよう」とはならなかったのかな、とも思いますが、それだけ AI の出力を確認せずに使いたくなる状況があるということかもしれません。
私も毎朝、Claude と一緒に記事を書いていますが、ニュースの中身も含めて必ずチェックしています。
自分の目で確認するという、当たり前のことを当たり前にやることの重要性を再確認しました。
⬛️ ChatGPT for Google Sheets にデータ流出の脆弱性、OpenAI は未対応のまま公開
ChatGPT for Google Sheets Exfiltrates Workbooks
セキュリティ企業 PromptArmor が、ChatGPT の Google Sheets 拡張機能に深刻な脆弱性を報告しました。
リリースから 1 か月足らずで 18 万 5,000 件以上ダウンロードされているこの拡張機能に、プロンプトインジェクション攻撃が通ることが確認されています。
攻撃の手口はこうです。
外部シートに白い文字(背景と同化して見えない)で悪意のある命令が仕込まれていると、ユーザーが普通に「このデータを使って」と頼んだだけで、裏でスクリプトが動き出します。
その結果、アカウント内の複数のスプレッドシートのデータが外部に送信されてしまい、実証では 12 個のワークブックが流出しました。
また、ChatGPT のサイドバーが偽のインターフェースに置き換えられるフィッシング攻撃も確認されています。
怖いのは、「編集前に承認を求める」設定をオンにしていても防げなかった点です。
PromptArmor は 5 月 8 日に OpenAI へ報告しましたが、自動返信以外の対応がないまま 5 月 27 日に公開する形になりました。
AI ツールを仕事でも使う機会が増えているなかで、こういうリスクがきちんと周知されないまま広まっていくのは、使う側としてはちょっと不安に感じます。
セキュリティ絡みのニュースも増えているので、個人的な対策を考えているところです。
