【はじめてのnote】適応障害・休職から復帰した看護師、みゆうです
その前に少し、状況を説明させてください。
このnoteは、看護師歴4年目のタイミングで
適応障害・パニック障害になり、休職・離職を経験した私が、いまはクリニックで正社員看護師として働くまでのことを綴ったものです。
もしあなたが、
心身の不調で休職や離職を経験した看護師さん
ブランクがあることに引け目を感じて、転職や復帰に踏み出せずにいる方
面接で休職理由をどう伝えたらいいか悩んでいる方
なら、
少しだけ読んでいってもらえたらうれしいです。
もちろん、これは私の場合なので、
当てはまらない部分もあると思います。
それでも、「同じように悩みながら働いている人がここにもいるよ」ということが、
誰かの安心につながったらいいなと思っています。
自己紹介
初めまして。みゆうです。
いま私は、
クリニックで正社員看護師として働いています。
人の気持ちを汲み取るのが得意で、というか、
そうならざるを得なかった経験があって、
それが今の仕事にも活きているように感じています。
急性期病棟での挫折
看護師になって数年は、
急性期の病棟で働いていました。
急性期は、いつ何が起こるかわからない緊張感がずっと続く現場です。
緊急対応が多く、私は毎日、
出勤する時点ですでに気を張っていたように思います。
最初のうちは「これが普通なんだろうな」と思っていたんですが、
そのピリピリした感覚が、少しずつ、
でも確実に、
心と体に負担として積み重なっていったんですよね。
「働き方を変えれば、この状態はきっと良くなるはず」
そう思って、2交代の夜勤ありの病棟から、
夜勤なしのクリニックへ転職することを決めました。
今振り返ると、かなり勢いで決めてしまった部分もあったなと思います。
ただ、環境を変えたことで悩みがなくなったわけではありませんでした。
転職先のクリニックでは、
人間関係で苦労することになります。
指導者としてついてくれた上司が、
私の同期のひとりのことをよく思っておらず、
その同期の悪口を日常的に聞かされる日々が続いていました。悪くいえば、板挟みのような立場でした。
そんな毎日を過ごすうちに、
帰宅途中の電車の中で、
涙が止まらなくなる日がありました。
一度そうなってしまうと、
そこからは坂道を転がり落ちるように、
心がどんどん弱っていくのがわかりました。
もちろん、これは私の場合の話なので、
同じ状況でも全然平気な人もいると思います。
それでも、当時の私にとっては、
それくらい静かに、
じわじわと自分を追い詰めていくものでした。
休職期間
そこから、私は休職することになりました。
正直にいうと、
一番しんどかった時期のことは、あまり多くを覚えていません。
カーテンを閉め切った暗い部屋から一歩も出られない日が続いていて、
夕方になってようやくチョコレートを1粒食べられたらいいほう、という状態でした。
夜になると、
頭の中がいろんな不安な考えでいっぱいになって、
眠れない日々が続いていたのを覚えています。
少し気力が戻ってきてからは、
毎日のように
SNSで、自分と同じような症状の人を探していました。
XやYouTubeで、同じ悩みを抱えなが過ごしている人たちの言葉を見たり、
精神科のドクターがやっているYouTubeチャンネルや本に触れたりしていました。
自分の状態が、医学的にどういうメカニズムで起きているのかを知ることで、
「あ、私はいま、休んでいい状態なんだ」
と、どこかで安心できていたように思います。
といっても、これはある程度元気になってからの話で、正直、しんどい真っ只中のときはそんな余裕もなかったんですけどね。
そんな中で、
ある日YouTubeで「散歩がいい」という話を見かけました。数分でもいいから、と。
散歩に出る気力がわくまでにも、
それなりに時間がかかりましたが、
少しずつ外に出られるようになっていきました。
歩いていると、風や自然、散歩中のおじいちゃんおばあちゃん、親子連れ、わんちゃん、道端の草や花。
みんなそれぞれ生きていて、
日々その景色は少しずつ違っていて。
そんな時間の流れや、いま目の前にある景色の変化が、ちっぽけだけどなんだか美しく見えるようになってきたんです。
そう思えたとき、
「あ、私、美しいものを美しいと思える感覚を、少しずつ取り戻してきているのかもしれない」
と実感しました。
もちろん、
これは私の場合の回復の仕方なので、
いま真っ只中にいる人にとっては外に出ることすら
難しいかもしれません。
「何かをしなきゃ」なんて思わなくて大丈夫です。
何もできない日があっても、
それはあなたがちゃんと自分を守っている証拠なのだと思います。
転職活動・復帰の経緯
少しずつ元気を取り戻してきたころ、
私は「また看護師として働きたい」と
思うようになりました。
とはいえ、また同じように体調を崩すのが怖くて、
通勤のハードルを下げたいという思いが強くありました。
近所の皮膚科クリニックや脱毛クリニック、
自転車で通える範囲にある夜勤ありのクリニックや
訪問看護師ステーションなど、
いろいろな選択肢を受けてみました。
ここで、正直に苦労したのが、
休職や退職の理由をどう伝えるか
ということでした。
オープンに、ありのまま話すと、
面接担当者の表情が曇ったり、
書類の段階で落ちてしまったりすることが続きました。
かといって、少しぼかして話そうとすると、
今度は自分がぎこちなくなってしまって、
うまく面接ができず、それでも落ちてしまう。
オープンにしてもクローズにしても落ちる、
という時期が続いていたんですよね。
そんな中で出会ったのが、いまのクリニックでした。
これまでの経験が活かせそうだったこと、
以前住んでいたエリアで馴染みがあったこと、
いろんな条件がなんとなく重なって、
「ここなら」と応募してみることにしました。
正直、それまでオープンに話して失敗してきた経験があったので、
「今回もオープンに話してみて、それでもだめならクローズに切り替えよう」と思っていた、
ちょうどそんなタイミングでもありました。
面接では
人間関係の苦労が引き金となり体調を崩したこと
その後は自分のペースで派遣として働いていたこと
いまは体調に問題がないこと
を、自分の言葉で素直に伝えました。
結果、採用していただくことができました。
もちろん、
オープンに話して必ずうまくいくとは
限らないと思います。
私の場合は、
たまたまこのタイミング、この職場だったから合った、というだけかもしれません。
それでも、
「伝え方ひとつで結果が変わることもある」
ということは、
今後の記事でもう少し詳しく
お伝えできたらと思っています。
今、大事にしていること
いま働く中で、
「人の気持ちを汲み取る力」
が活きているなと感じる場面がよくあります。
多職種の方とやりとりするときも、
相手の声のトーンや言葉の選び方から、
状況を汲み取って動くようにしています。
同僚が焦っていそうなときは、
声をかけて助け合ったり。
患者さんへの説明でも、その方の反応を見ながら、
説明する順番や言葉のかみ砕き方を変えるようにしています。
こうした配慮ができているのは、間違いなく、
あの頃苦しかった経験があったからだと思っています。
人の気持ちに敏感でいなければならなかった時期があったからこそ、身についた力なんですよね。
といっても、私も毎日ちゃんとできているわけではないんですけどね。
うまく汲み取れない日も、
しんどくて余裕がない日もあります。
それでも、その力が、
今の私を支えてくれているのは確かです。
このnoteで発信していくこと
こうしてここまで振り返ってみて、あらためて伝えたいことがあります。
それは、「選択肢はひとつじゃない」ということです。
悩んでいるときって、どうしても自分にマイナスの目を向けてしまいがちです。
周りの看護師さんたちは、
みんな満足げに、迷いなく働いているように
見えたりもします。
でも、本当はそんなことないんですよね。
表には出さないだけで、
みんなそれぞれの背景を抱えながら、悩みながら、
自分に合う働き方や生き方を模索しています。
ここにも、たくさん遠回りをして、
葛藤しながら日々を過ごしている人間が一人います。
だから、もし今ひとりで悩んでいても、
「自分だけじゃないんだな」と少しでも心をゆるめてもらえたら嬉しいです。
このnoteでは、これからも、
休職明けの転職や、面接での休職理由の伝え方など、
当時の私が知りたかったことを、
私の経験ベースで綴っていけたらと思っています。
もちろん、
これは私個人のひとつの経験談にすぎません。
すべての方に当てはまるわけではないと思います。
それでも、
いま同じような思いをしている方の心が、
ほんの少しでも
軽くなるきっかけになれたら……
そんな思いで、少しずつ書き綴っていこうと思います。
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
急性期での挫折も、
休職期間の苦しさも、
転職活動での試行錯誤も、
正直、思い出すのがつらい部分もありました。
それでも、こうして言葉にできるくらいには、
今の自分は
落ち着いて働くことができています。
「乗り越えられてよかったです」なんて、
きれいにまとめるつもりはありません。
今もまだ、迷ったり悩んだりしながら働いています。
それでも、
こうして同じような経験をしている誰かに、
「ここにも、いろいろ抱えながら生きてる人間がいるよ」
って伝えられたらいいなと思っています。
これから、
休職明けの転職のことや、面接での伝え方のことなど、少しずつ書いていく予定です。
もしよかったら、
フォローしていただけたら嬉しいです。
一緒に、探っていけたらと思います。
