発信をその場限りで終わらせず、資産へ変える方法

甲田和美です。
AIとマーケティングを掛け合わせた、無理のない集客の仕組みを日々検証しています。 このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、実際どう使えばいいのかは曖昧なままの「WEBマーケティングの考え方」にフォーカス。現場での実践と、自分自身で試した結果をもとに、できるだけ等身大の言葉でまとめています。
バズらなくても伸びたnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから30日でフォロワー1,000人に変わった理由 ➡ 続きはメルマガで。
前に書いた記事から、
突然お問い合わせが来た日
先週、思いがけないタイミングでホームページに一件のダイレクトメッセージが届きました。
「noteの記事を読んで、ホームページを作ってもらえないか相談したい」
送り主に心当たりはありませんでした。SNSで繋がっているわけでもなく、紹介でもない。しかも…
「自分が独立したらこの人にHPを作ってもらいたい」と思って、noteを読み続けてくださっていたそうなんです。ありがたいです。
どうやって私の記事にたどり着いたのか聞いてみると、「ひとり社長 WordPress」で検索していたら、私の記事がいくつも出てきたとのことでした。AIとWordPressの組み合わせについての記事です。
正直、公開した直後の反応はそれほど大きくありませんでした。スキの数もコメントも、いつも通りといった感じ。書いた本人としては、公開したその日でほぼ役目を終えたつもりでいました。それが半年越しに、検索経由で見知らぬ誰かの元に届いていた。この出来事があってから、発信の「その後」について考えるようになりました。
頭の中で考えているだけの状態は、蛇口から出た水がそのまま飛び散っていくようなものかもしれません。その場では何かを考えた気になれますが、形として残らないので、後から誰かがすくい上げることはできません。書き出すという行為は、同じ水をコップに注ぐようなもので、量はわずかでも、器の中に少しずつ溜まっていきます。半年前の記事がある日誰かに見つけてもらえたのは、あのとき頭の中だけで終わらせず、コップに注いでおいたからなんだろうな、と思います。
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なぜSNSの投稿は、
流れて消えてしまうのか
X(旧Twitter)やInstagramの投稿は、投稿した瞬間がピークで、数時間から数日でタイムラインの下に沈んでいきます。フォロワーの目に触れる時間が限られている以上、これは仕方のないことなのかもしれません。
一方で、ブログやnoteの記事は検索エンジン経由で読まれる割合が高く、公開から時間が経ってからアクセスが伸びることも珍しくありません。読者が能動的に検索して見つけてくれるということは、その人なりの「検索意図」がすでにはっきりしている状態で記事にたどり着いている、ということでもあります。悩みや疑問がすでに具体的な人に向けて情報が届くので、SNSでたまたま目にした投稿よりも、行動につながりやすい面があるように感じています。
同じ内容を発信していても、置き場所によって「その場で消費されて終わるもの」と「後から誰かに見つけてもらえるもの」に分かれてしまう。これは単純に、どちらが優れているという話ではなく、メディアごとの性質の違いなのだと思います。
私自身、以前はSNSでの反応の良さに引っ張られて、そちらの投稿ばかり増やしていた時期がありました。いいねやコメントがすぐに返ってくるので、手応えを感じやすいんですよね。でも振り返ってみると、その時期に書いたSNS投稿のほとんどは、今となっては誰の目にも触れていません。一方で、同じ時期に書いたブログ記事の何本かは、今も検索経由でぽつぽつとアクセスが続いています。反応の速さと、資産としての残り方は、必ずしも一致しないのだと実感しました。
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発信を資産に変えるために、
実際にやっていること
とはいえ、ブログやnoteに書けば自動的に資産になるわけでもありません。私自身がここ数ヶ月で意識するようになったことをいくつか挙げてみます。
ひとつは、過去記事の見直しです。半年、一年と経つと、サービス内容や状況が変わっていることがあります。定期的に古い記事を読み返して、情報が古くなっていないか、リンク先が生きているかを確認するようにしています。放置されたままの記事は、せっかく検索で見つけてもらっても、読み手をがっかりさせてしまうんですよね。
もうひとつは、記事同士をつなげることです。関連するテーマの記事があれば、お互いにリンクを貼っておく。一本の記事だけで完結させず、興味を持った人が次の記事、また次の記事へと辿っていけるようにしておくと、サイト全体としての厚みが出てきます。料理で言えば、単品の一皿ではなくコース仕立てにしておくようなイメージに近いかもしれません。
そして最後に、同じテーマを何度も違う角度から書くことです。一度書いたら終わりにせず、同じ悩みに対して別のエピソードや別の切り口で書き直してみる。すると、検索キーワードの幅も広がりますし、読み手にとっても「この人はこのテーマにずっと向き合っている」という印象につながる気がしています。
こうした積み重ねは、地味で、正直あまり目立ちません。新しいSNS投稿のようにすぐ反応が返ってくるわけでもなく、続けていても手応えを感じにくい時期もあります。それでも、記事の数が増えるほど、サイト全体としての検索経由の流入は少しずつ底上げされていく実感があります。派手さはなくても、確実に効いてくる部分なんですよね。
半年前に書いた一本の記事が、思いがけない形で誰かの背中を押していた。あの出来事は、発信を続けることの意味を、改めて考えさせてくれました。書いたその日の反応だけを見ていると、つい一喜一憂してしまいますが、本当の効果は数ヶ月後、あるいは一年後に静かに現れることもあるのだと思います。目の前の反応に振り回されすぎず、少しずつ積み上げていく気持ちで、これからも書き続けていきたいと思っています。
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