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エクストリーム・アボイダンスで“選ばれやすい”を仕込む。脳の錯覚を味方につけるメニュー作りとSNSマーケのヒント

人は「選んでいる」のではなく「選ばされている」?

たとえば、カフェのドリンクメニュー。
S・M・Lの3サイズから選ぶとき、つい真ん中のMを選んでしまう人は多いはず。

「極端回避性(エクストリーム・アボイダンス)」
そう呼ばれる心理作用です。

自分で決めたつもりでも、すでに選択肢の並べ方や見せ方に、
ちょっとした“誘導”が仕込まれている。

これ、料理のメニューに限った話ではありません。
投稿設計や、サービスラインナップにも、そのまま応用できる考え方です。


「たくさん伝える」は逆効果?

── 人は選択肢が多すぎると動けなくなる

「選べる自由」は心地よい。
でもその自由が過剰になると、迷い、不安を感じ、結局「選ばない」という選択に逃げてしまう。

これが「選択のパラドックス」。

SNSでもよくあります。
「リールもストーリーズもフィードも全部がんばらなきゃ」と思うと、
何から手をつけていいかわからず、投稿自体が止まってしまう。

だからこそ、選択肢は絞る。
3つまで、がひとつの目安。

サービス設計なら、
✅ 気軽なお試し(エントリー)
✅ 標準(メイン)
✅ しっかりサポート(プレミアム)
という王道パターンも、脳科学的には合理的な戦略です。


値付けや順番も「脳」は気にしている

── 参照点とアンカリング効果

たとえば「このコースは通常価格98,000円ですが、今回は特別価格39,800円」このとき、最初に見せる98,000円が「アンカー(基準点)」になります。

料理でも「Aセット 1200円/Bセット 900円」と並んでいると、
高いAセットが“ちょっと贅沢”に見える。
逆に、900円が“お手頃”に感じる。

これは「参照点依存」の錯覚。
脳は「絶対的な価値」ではなく「比較」でものごとを判断しています。

SNSの投稿でも同じ。
「通常◯回でこれくらい」→「今回はこの内容でお試しできます」
と伝えると、相手の脳内に“基準点”をセットできます。


「どれでもいい」は、実は不親切

── だから、“おすすめ”をちゃんと用意する

「お好きなメニューをどうぞ」と言われるより、
「今日はこちらがおすすめです」と教えてもらったほうが、
人は安心して選べるもの。

選択肢をしぼりすぎず、でも「何を選べばいいかわからない」を避ける。
この微妙なバランスに、行動経済学が役立ちます。

SNS投稿の例なら、
✅ 今月のテーマ(メインコンテンツ)
✅ プラスαで読んでほしい記事(サブコンテンツ)
をセットで紹介するのも、親切な設計。


「脳の錯覚」を知っておくと、届け方が変わる

人は「中身」だけで判断していない。
見せ方、順番、選ばせ方、比べさせ方。
それらすべてが、相手の決断に影響を与えています。

だからこそ、伝え方に「設計」を。
届けたい相手に、迷わせすぎず、押しつけすぎず。
そのちょうどいい塩梅を探していくことが、ビジネスにおける「信頼設計」につながります。


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