見出し画像

「頑張ります」が目標にならない理由。数字を入れるのが苦手だった私が取り組んでみた経緯

甲田和美です。
AIとマーケティングを掛け合わせた、無理のない集客の仕組みを日々検証しています。 このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、実際どう使えばいいのかは曖昧なままの「WEBマーケティングの考え方」にフォーカス。現場での実践と、自分自身で試した結果をもとに、できるだけ等身大の言葉でまとめています。

バズらなくても伸びたnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから30日でフォロワー1,000人に変わった理由 ➡ 続きはメルマガ


「頑張ります」で終わっていた目標設定

先日、クライアントさんとの打ち合わせで「今年はもっとお問い合わせを増やしたいんです」という言葉を聞きました。気持ちはすごくよくわかります。私自身も何年か前まで、似たようなことを言っていました。「note、もっと頑張って書こう」「集客、力を入れよう」。

でも、こういう目標って、その場では前向きな気持ちになれるものの、翌週にはもう何をしていいのかわからなくなっていたりします。実際にそのクライアントさんも、「増やしたい」とは言うものの、じゃあ来月までに何をするのか聞くと、言葉に詰まってしまいました。

これ、目標が悪いわけではなくて、目標の「立て方」に原因があるのかもしれないと最近感じています。そこで出てくるのがSMART目標という考え方です。

***

SMARTは「具体化するための質問リスト」

SMARTは、Specific(具体的)・Measurable(測定可能)・Achievable(達成可能)・Relevant(関連性)・Time-bound(期限)の頭文字を取ったフレームワークです。目標設定理論という心理学の分野でも、具体的で少し挑戦的な目標のほうが、曖昧な目標より成果につながりやすいと言われているようです。

さきほどのクライアントさんの例で考えてみます。「お問い合わせを増やしたい」を、SMARTに沿って分解すると、こんな問いが浮かんできます。

具体的に何のお問い合わせを増やしたいのか(Specific)

◆今月何件で、来月は何件を目指すのか(Measurable)
◆今のリソースで現実的に届く数字なのか(Achievable)
◆それは事業の売上や優先課題とつながっているのか(Relevant)
◆いつまでに達成するのか(Time-bound)

こうして質問に答えていくと、「お問い合わせを増やしたい」だった目標が、「LPからのお問い合わせを、3ヶ月後までに月5件から月10件にする」というふうに、輪郭がはっきりしてきます。

面白いのは、SMARTそのものが目標を決めてくれるわけではないということです。あくまで、頭の中にあるぼんやりしたイメージを、言葉として取り出すための質問リストのような役割をしているのだと思います。

***

曖昧さが消えると、次の一歩が見える

目標が具体的になると、不思議と「今日やること」が見えてきます。「お問い合わせを増やす」だけだと、SNSを頑張ればいいのか、広告を出せばいいのか、そもそも何から手をつければいいのか判断がつきません。

でも「LPからの問い合わせを月5件から10件にする」まで落とし込まれていると、じゃあLPのどこがボトルネックなのか、アクセス数が足りないのか、それとも読まれているのに離脱しているのか、と考えを進めやすくなります。目標が具体的であるほど、逆算して行動が決まってくる感覚があります。

クライアントさんとも、この分解作業を一緒にやってみました。最初は「なんとなく」だった目標が、数字と期限のある文章に変わった瞬間、表情が少し変わったのが印象的でした。「これなら今週から動けます」と言っていたのを覚えています。

私自身、noteの投稿についても同じことをやりました。「継続的に書く」ではなく、「平日は朝7時までに4本予約投稿する。記録を3ヶ月とり続ける」と、することによって、迷う時間がぐっと減りました。目標があいまいだった頃は、書くかどうかを毎回自分に問いかけていたのですが、具体化してからは「決まっていることをやるだけ」という感覚に近づいた気がします。

SMARTは万能なフレームワークではないかもしれません。ただ、「なんとなくの目標」を「行動に落とし込める目標」に変換するための、シンプルで使いやすい道具のひとつではないかと感じています。目標を立てるとき、頭の中がふわっとしているなと感じたら、5つの問いに一つずつ答えてみる。それだけで、次にやることが見えてくることがあります。

もうひとつ気づいたのは、SMARTに沿って具体化した目標は、人に説明しやすいということです。「頑張ります」だと、周りの人もどう応援していいのかわかりません。でも「LPからの問い合わせを3ヶ月で月10件にする」と聞けば、じゃあこの部分は自分が手伝える、と協力しやすくなるようです。ひとり社長や個人事業主の方だと、相談できる相手が限られていることも多いので、目標を具体的な言葉にしておくこと自体が、周囲を巻き込む準備になっているのかもしれません。

数字を出すことに苦手意識がある方もいらっしゃると思います。私も最初は、目標に数字を入れると、それに縛られてしまう気がして少し抵抗がありました。ただ実際にやってみると、数字はゴールを縛るものというより、今どのあたりにいるのかを教えてくれる目印のようなものだと感じるようになりました。10件中3件しか届いていなければ、まだ7件分の余白があるとわかりますし、逆に想定より早く届いていれば、目標そのものを見直すきっかけにもなります。

完璧なSMART目標を最初から作ろうとしなくてもいいのだと思います。まずはSpecificとMeasurableの2つ、「何を」「どのくらい」だけでも言葉にしてみる。そこから少しずつTime-boundやAchievableを足していく、くらいの気軽さで十分な気がしています。曖昧なままの目標を抱え続けるより、途中まででも具体化してみるほうが、結果として前に進みやすいのではないでしょうか。

***

最後までお読みいただきありがとうございました。このnoteが、伝えたい想いを届けるヒントになりますように。もしよろしければ、ぜひ「スキ・コメント・フォロー」してもらえると嬉しいです!こちらからもつながりにいきますね。

▼noteで記事になる前の思考の途中、実験ログ、仮説、失敗などの舞台裏なお話しはメルマガでおとどけします。


いいなと思ったら応援しよう!

甲田和美|AIで心地よいビジネスの形を検証するnote いつも読んでくださってありがとうございます。応援してもらえると、またひとつ記事を書くエネルギーになります。チップも、フォローも、どちらもとっても嬉しいです。