Illnois Jacquet & Howard McGhee - Here Comes Freddy (Stardust)
JATP、ライオネルハンプトンでサックスをガーガーピーピー言わせて不評を買ったイリノイジャケー。しかしその雑音と酷評されたプレイも多くの理解者を得てホンカーやテキサステナーの父親というべき存在になりました。本作はそんな彼とトランペット奏者のハワードマギーが双頭リーダーを務めた76年の作品。音的にはベニーゴルソンのジャズテット、ゴルソンとボビーティモンズがいたころのジャズメッセンジャーズ、リーモーガンのサイドワインダーあたりによく似たファンキーなハードバップです。ちなみにハワードマギーはトランペット奏者でビバップの第一世代になります。ちなみにオリジナルはHere Comes Freddyというタイトルでジャケットはスタジオにいる二人の写真ですが、日本盤はちょうどこの頃亡くなったホーギーカーマイケルを偲びスターダストに変更、ジャケットも女性のイラストになっています。
イリノイジャケー:テナーサックス
ハワードマギー:トランペット
バグスダイヤー:アルトサックス
ジムロバーツ:ピアノ
リズルアトキンソン:ベース
ウォルターボールデン:ドラム
Here Comes Freddy
ハワードマギー作。ゴスペル風のリズムにのってソロを回していきますが一番はイリノイジャケー。若い者に負けちゃいれんと言わんばかりのハードなブローで盛り上げます。
Sute Of Dru
こちらもハワードマギー作。グルーヴィながらもエモーショナルなホーンによるテーマはバラード風でもある不思議な曲です。
Deep In Hat
ウォルターボールデン作。ボビーティモンズとベニーゴルソンがいたころのジャズメッセンジャーズやその後のジャズテットのような演奏のファンキーナンバーです。
All Soul
8ビートのソウルフルな一曲。まろやかなイリノイジャケーのブローとキレのあるそれ以外の演奏の対比が面白いです。
Star Dust
ホーギーカーマイケルの曲。ミュートトランペットのリリカルなメロディから始まりイリノイジャケーのトレードマークである霧笛のようなテナーにバトンタッチ。これがめちゃくちゃたまりません
Travel
アップテンポのビバップナンバー。ハワードマギーが大活躍です。
Come Sunday
デュークエリントンのカバー。気品のあるピアノが独奏を繰り広げます
Yardbird Suite
チャーリーパーカーの曲で共演経験があるハワードマギーは彼と演奏したはずです。
