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Bill Doggett - Honky Tonk Popcorn(1969)

JBはオルガン好きです。子供時代は壊れたオルガンを拾って直して弾いたと自伝にあるほか、ゴスペルグループにいたのならオルガンとの絡みもおおかったはず。さらにプロになってもオルガンを演奏させるだけでなく自分で弾くときもあり、その時の勢いと勘に任せて弾いているようなぶっ飛んだスタイルです。そんなJBのオルガン愛を感じるならJames Brown The Instrumentalsと本作がおすすめです。
 そんなJBはHonky Tonkをカバーしているのでビルドゲットも好きなミュージシャンの一人だったはず。プロデュースだけでなく掛け声まで披露しているのが目立ちたがりのJBらしい笑。ジャケットのキッチュな色使いとフォントがサイケでソウルフルなのもいい感じです。

メンバー
ビルドゲット:オルガン
JB:プロデュース、掛け声
JB’s:演奏(詳細不明)
JB'sに関してはまだコリンズ兄弟加入前なのでメイシオ、ジミーノーラン、チャールズシェレルらが加わっていると思われます。CD再発時には5曲追加されましたがこちらにはファンカデリックのメンバーが関わっているという噂があります。

Honky Tonk
代表曲のセルフカバーですが過剰なまでにブンブンなるベースがエグイです。随所で入るタンバリンも妙に癖になります。原曲でビリーバトラーが弾いていたギターフレーズをドゲットがオルガンで弾いているのもあってかなり印象が異なります。ちなみオリジナルは56年だけで150万枚という大ヒットで、ライブで演奏した即興のジャムが受けたためそれをスタジオで再現してワンテイクで完成したといいます。

Twenty Five Miles
エドウィンスターのカバー。こちらも勢いだけで突っ走ってファンクづいています。

Honky Tonk Popcorn
ギターとベースが荒ぶるファンク。もうビルドゲットなのかJB'sなのかわからないです。さらに黙っていられなくなったのか掛け声まで披露するJBが彼らしい。その瞬間演奏が止まってそのあと何事もなかったように再開するのが印象的です。

Slippin' In
軽快なシャッフルビートが楽しいファンク。ベースがうねりまくっています。

Cozy Corner
怪しげな雰囲気のソウルジャズでありブルースでもある曲。イギリスのオルガン奏者のグレアムボンドのようです。

Corner Poket
モータウンっぽい軽快なインストソウル。ギタリストがブルージーないいソロを弾いていますが名前がわからないのが悔やまれます。

Make Your Move
この時期らしいめちゃくちゃ暑苦しいジャズファンクでCold Sweat似のブレイク入り。ビルドゲットというと時代柄のんびりした演奏ですがここでは人が変わったように飛ばします。

After Lunch
ドゲットらしいのんびりした演奏ですがバックの演奏、とくにグルーヴはJBのファンクパワーがみなぎっています。

Mad
タイトル通り変な声で始まるジャズファンク。前のめりになるベースが曲を強引に引っ張っていきます

A Doozy
スピーディーなジャズファンク。正直いうと異名同曲の塊みたいで内容はいいけど一曲ごとの感想は書きにくいですがこの曲はホーンが賑やかでちょっとほかの曲より賑やかです。

Mr. Pitful
オーティスレディングのカバー。カウベル入りのアップテンポのファンクにアレンジしています、

Turnbout
テナーが主役のジャズファンク。カウベルがいいアクセントになっていますがグルーヴの波にかき消されてしまいます。