Curtis Amy & Paul Bryant - The Blues message (1960)
セッションシンガーとしてスワンプ、ブリティッシュロック、ソウルとジャンルを縦断したメアリークレイトンの夫でありキャロルキングのJazzmanのモデルとされるカーティスエイミー(アミー)と元子役という異例の経歴を持つオルガン奏者のポールブライアント。両者はほぼ同じタイミングでリチャードボックに発掘されたことや濃厚なブルースフィーリングを持っていたためか度々共演していますが本作はポールの2作目(1作目説も)でありカーティスの1作目。西海岸とは思えないほど濃厚なソウルフィーリングに溢れています。
メンバー
カーティスエイミー:テナーサックス
ポールブライアント:オルガン
ロイブリュースター:トロンボーン(バルブトロンボーン?)
クラレンスジョーンズ:ベース
ジミーミラー:ドラム
Seaechin'
ブライアント作。イントロから粘り気のあるオルガンのコクがたまらないです。カーティスのテナーは大分たってから入ってきますがジーンアモンズやソニースティット、同世代ならスタンリータレンタインのようなソウルフルなスタイルです
Goin' Down Catch Me A Woman
オルガンとベースのシンプルながらスウィングするテーマが印象的です。オルガンもテナーもソウルフルでいいですがトロンボーンらしいビビットな音色のトロンボーンがいいアクセントになっています。
The Blues Message
トロンボーンとテナーのユニゾンによるダーティなテーマがファンキーな一曲。ライナーではカーティスのソロがティナブルックスに酷似と紹介されています。ここでもトロンボーンがいいアクセントになっています
Come Rain Or Come Shine
唯一のスタンダードで昔ながらの震えるようなトーンのテナーが最高です。オルガンのムーディ一辺倒ではなく硬さもあるトーンによって甘さとしょっぱさがいい塩梅になっています。
This Is The Blues
タイトル通りのブルースナンバー。ノビノビとしたトーンでファンキーなカーティスとミュートしたトロンボーンのユーモラスな響きが楽しいです。奏者のロイブリュースターはバルブトロンボーンの名手だったそうですがここでバルブトロンボーンを使っているかは不明です。カーティスエイミーとは59年に知りあって以降度々共演しています。
