Letta Mbulu - Naturally (1973)
南アフリカ出身の歌手であるレッタムブールの作品はアメリカデビュー時からアフリカ音楽とジャズやソウルが組み合わさった音楽性が聴けます。アフリカでもアメリカのアフリカ志向のジャズやフェラクティのアフロビートのような重苦しさはなくカラッとしていてはつらつとしています。
プロデュース、編曲、ソングライティングは彼女の夫であるカイファスセメンヤ。公私で付き合っていたからこそレッタの声に合うものを作り上げられたのかもしれません。
演奏メンバーに関してはレーベルメイトであるキャノンボールとナットのアダレイがゲストで参加していること以外は一切不明。しかしホーンアレンジとソングライティングでウェインヘンダーソンが関わっているほか(ストリングスはジミージョーンズ)ジョーサンプルが一曲提供していることからクルセや関連人物が演奏しているものと思われます。
Afro Texas
タイトルどおりアフリカとジャズファンクが融合した一曲。渦のようなベースがかっこいいです。セメンヤとウェインヘンダーソンの共作。
Learn To Love
しなやかなソウルバラード。南アフリカの音楽性なのか彼女の音楽性なのかは分からないですがアメリカのソウルシンガーにはないしなやかさ、軽やかさが最高です。セメンヤとムブール、ヘンダーソンの共作。
Noma Themba
まとわりつくようなワウギター、うねるベース、パーカッションがいかにも70年代前半といった感じのファンクに素朴なメロディが乗ります
Kube
これもフォークをアレンジしたような雰囲気の一曲。コーラスの高揚感が圧巻です。
Hareje
これもアフリカ色の強いメロディ&ボーカルですがギターやベースはとってもファンキー。カウベルと手で叩く系のパーカッションのブレイク入りです
Never Leave You
素朴なソウルバラード。ほんのりゴスペルっぽいです。
Now We My Begin
これだけはセメンヤが関わっておらずジョーサンプルの曲です。おそらくデヴィッドTウォーカーがギターを弾いています。彼のトーンそのもののフレーズ満載です。のちにランディクロフォードがアレンジをほとんど変えずカバーしています
Saddest Day
ジャズっぽいバラード。スケールの大きいボーカルが圧巻です
Setho
ブルックベントンのRainy Night In Georgiaのイントロのようなギターのあとキャノンボールのスピリチュアルなアルトソロが入り、スピリチュアルな雰囲気のままレッタの歌がのります。スピリチュアルジャズ界ではアフリカ志向とは一線を画す軽やかで重苦しさのないパフォーマンスです
Zimlie
これもスピリチュアルな雰囲気の曲。
