見出し画像

Gelald Wilson - Feelin' Kinda Blues(1965)

西海岸を代表するバンドリーダーのジェラルドウィルソン。土地柄かジャズだけでなくインド音楽やラテン音楽の素養も深く、根っこはクインシージョーンズやサドジョーンズと同じくスウィングしますが色合いは大きく異なります。本作は彼の作品のなかでもとくにソウルフルな一枚。同時代のクインシージョーンズやモンゴサンタマリアに通ずる演奏でマイルス、モンゴ、JBと様々なスタイルから共通のブルースを引き出しています。

メンバー
ジェラルドウィルソン:編曲、指揮
ボビーブライアント、ジュールズチャイキン、フレディヒル、ナットミークス、メルビンムーア、アルポルチーノ :トランペット
ボブエドモンドソン、ジョンユーイング、レスターロバートソン:トロンボーン
フレッドミュレル :バストロンボーン
カーティスエイミー:ソプラノサックス
アンソニーオルテガ :アルトサックス、フルート、ピッコロ
テディエドワーズ、ハロルドランド:テナーサックス
ジャックニミッツ:バリトンサックス
フィルムーア3世 :ピアノ
ドンランディ:オルガン
デニスバディマー:ギター
バディウッドソン :ベース
ヴィクターフェルドマン:ヴィブラフォン
メルリー:ドラム
モデストデュラン、ボーンズハウ、アドルフバルデス:パーカッション

When I'm Feeling Kinda Blue
ウィルソン作。アルバムオープナーにふさわしいクインシージョーンズ風の陽気なスウィング。トニーオルテガのヒップなフルート、ボビーブライアントのハイトーンのトランペット、ハンプトンっぽいフェルドマンのヴァイブとセンスのいいソロが続きます。

Freddy Freeloader
マイルスのkind Of Blueに収録されていた曲。ほんのりビターな原曲に対して明るいアレンジです。

Do Anything We Wanna
音圧強めのホーンセクションがさく裂する一曲。カーティスエイミーのほんのり東洋風のソプラノソロが楽しいです。

Yesterday
ビートルズのカバー。シンフォニックなスウィングへアレンジしています。ソロはありませんがパーカッションが効いています。3人のパーカッション奏者の一人はソフトロックで有名になる前のボーンズハウ。彼はデイトンハウという名前でジャズのレコードでドラムやパーカッションを叩いていました

Watermelon Man
ハービーハンコックのカバー。クインシージョーンズのバージョンによく似た。西海岸の名手たちの卓越したソロが続きます。フルートやピッコロのソロがラテンっぽくていい感じです

Yeh, yeh
モンゴサンタマリアのカバー。ボビーブライアントの軽快なトランペットとテディエドワーズのソウルフルなテナーがソウルフルで気持ちいいです。

One To House
黄昏た雰囲気のスウィング。デニスバディマーのケニーバレルに似たギターが曲調を決めているようにかんじます

I Got You (I Feel Good)
JBのカバー。シャープなホーンや泥臭いギターがファンキーです。デニスバディマーとテディエドワーズ。ソロを取るのにぴったりの人選です

I Concentrate On You
テディエドワーズの物悲しいテナーが印象的なバラード。

Well Son Shuffle
軽快なスウィングでテディエドワーズがここでは明るいテナーを聴かせてきれます