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Big Jay McNeely & His Band - The Swingin' Cuts

寝っ転がってブロウ、客席に飛び込みもみくちゃにされてもマウスピースを口から離ささない。蛍光塗料を塗ったサックスとエンタメ精神満載ながらもジャズミュージシャンからの影響を受けた演奏は上手く良くも悪くも大味なホンカーの中ではきめ細かさを感じます。

メンバー
※担当楽器は裏ジャケットの写真を参考にしているため違う可能性があります
ビッグジェイ:テナーサックス
ディラードマクニーリー:エレキベース
ボブマクニーリー:バリトンサックス
リトルソニー:ボーカル
レナードハーディマン:ドラム
ウェンデルジョンソン:ギター

ボブは兄弟なのでもう一人のマクニーリーのディラードも兄弟あるいは親戚だと思われます。1958年にしてはモダンな編成です。

Flyin' Home
イリノイジャケーの名演が有名なライオネルハンプトンの曲。軽快なテナーと単純なフレーズで隙間を埋めていくようなバリトンの掛け合いがかっこいいです。後半の甲高く叫ぶようなテナーはこれぞホンカ―といった感じで気分が上がります。

There Is Something On Your Mind
リトルソニーという歌手をフィーチャーしたバラードナンバー。哀愁のにじむボーカルとしみじみとした演奏がとてもよいです。このLPに収録されているのはアンカットヴァージョンらしいのでもしかしたらオリジナルはテナーソロが削られていたのかもしれません。

Back…Shack…Track
50年代らしい軽快なR&Bナンバー。サックスソロのきめ細かいタンギングは息が上がらないのか不思議です。

I Got Message
ドゥーワップ調の哀愁バラード。

Psycho Serenade
奇声や鳥の鳴きまね、ホラー映画のSEなんかをまぜこぜにした胡散臭いジャンプナンバー。

Minie
元気のよいジャンプナンバー。とびぬけていいところがある曲ではないですがそれゆえに気さくな感じがしてとても良いです。

My Darlin' Dear
ドリフターズが歌っても違和感のないバラードナンバー。リトルソニーもよい歌手で思わぬ収穫でした。

Oh No, Daddy-O
ほんのりロカビリー調のジャンプナンバー。ここでのリトルソニーの歌も白人のロカビリーシンガーのような歌い方です。

Blue Couch Boogie
軽快なブルースギターがかっこいいインストナンバー。リズム隊の一角を担うバリトンもかっこいいです。

I Love You Oh Darling
エコーを掛けたコーラスが面白いロックンロールナンバー。こういうのを聞いているとロックの発祥はチャックベリー、ロックはブルースとカントリーの合いの子といった説に疑問を挟みたくなります。

Before Midnight
ちゃかぽこ鳴るパーカッションの音が面白いゆったりとしたミディアムナンバー

After Midnight
のんびりとしたバラードナンバー。豊かなテナーの音が印象的です。

Havana Hop
再びのちゃかぽこナンバー。ラテン風味とギターソロがよいスパイスになっています。

Annie Lou
ペンペン鳴るギターがかっこいいブルースナンバー。

Sungi Mungi
Havana Hopに歌詞をつけたような一曲。ボーカルの割にやけに演奏が小さいのが気になります。