見出し画像

Grant Green - The Latin Bit(1963)

南米風の格好をしてギターを抱え(ギブソンのES-330TD?)照れくさそうに微笑むグラントグリーン。そんなジャケットからわかるように本作は彼がラテンジャズに挑戦したコンセプトアルバムで、この後ゴスペル集とC&W集の二枚が作られています。グラントらしいグリグリと繰り出されるシーケンスフレーズをパーカッションが盛り上げる実に楽しい一枚です。

メンバー
グラントグリーン:ギター
ジョンアドリアーノアセア:ピアノ
ウェンデルマーシャル:ベース
ウィリーボボ:ドラム
カルロス"ポタト"バルデス:コンガ
ガーヴィンマッソー:シェケレ
ちなみにテナーでアイクケベックとドンウィルカーソン、ピアノでソニークラークがクレジットされている場合もありますが三人は一部CDに追加されたボーナストラックにのみ参加しておりオリジナルには不参加です。

Manbo Inn
ラテンのスタンダードをラテンの陽気なリズムにのって実に気持ちよさそうに弾いています。ポコポコとなる呑気になるコンガとシャカシャカ急かすようになるシェケレの対照的なリズムが面白いです。

Besame Mucho
メキシコの甘いメロディをムーディにはじめ、途中でテンポが落ちるとブルージーなものへ変わります。ぱきっとしたトーンのギターで粘り気のあるフレーズを弾くアドリブがとても良いです

Mama Inez
キューバ風の陽気なテーマとハードバップ的なアドリブを組み合わせた一曲。

Brazil
ブラジルの曲ですが完全にキューバンジャズになっています。ギターマガジンが作ったキューバのギターのコンピ盤のトロピカルスウィンギンと合わせて聴きたくなります。

Tico Tico
ラテン風の素朴なメロディをテーマにグラントらしいアドリブが繰り広げられます。テーマ部ではキューバ風のリズムで、アドリブ部はワルツ風のリズムに変わるのが面白いです。

My Little Suede Shoes
チャーリーパーカーの曲を鼻歌のようにノビノビと弾いています。