George Freeman - New Improved Funk (1974)
今月の1日にジョージフリーマンが亡くなったそうです。4月10日で98歳ということでかなりの高齢だったにもかかわらず誕生日を祝う公演を予定していたようなので残念という気持ちが大きくなります。僕はジミーマクグリフ絡みで彼のプレイを聴いていますがT-ボーンウォーカーのライブを見てギターを始め、チャーリーパーカー、ベンウェブスター、ジーンアモンズと共演するなど活動初期だけを切り取ってもレジェンドといっていい経歴です。ウェスモンゴメリーの4つ下ということで周りはチャーリークリスチャン、ウェスに影響を受けたバップやアーシーなスタイルで演奏する中、アウトしまくるかっとんだスタイルで突っ走るスタイルを得意としていました。74年にリリースされた本作はファンクをバックにかっとんだギターを弾きまくる一枚。他のフリーなジャズファンクと比べるとかなりソウルフルでありつつも、ジョージの個性的なギターが聞けます。なのでジョージフリーマンやフリーなジャズファンクを聴いてみたい人におすすめです。
メンバー
ジョージフリーマン:ギター
ヴォンフリーマン:テナーサックス(9を除く)
1,3~5,9
ボビーブレヴィンス:オルガン
マリオンブッカー:ドラム
その他
ジョンヤング:ピアノ
リロイジャクソン:ベース
ボブガスリー:ドラム
New Improved Funk
かなり荒っぽくザクザクとリフを刻みますがこれがめちゃくちゃファンキーでかっこいいです。兄ヴォンのソロもフリーともワイルドなホンカースタイルともいえるものでアルバムの頭にぴったりです。
Daffy
比較的バップ的なスタイルのギターが聞ける一曲。ただやや先走るようにずれるのはフリー的です。
Happy Fingers
ジョージのオリジナルですがほぼモンクのI Mean Youそのままのテーマです。ヴォンのソウルフルなテナー、ボビーのオーソドックスなオルガン、ジョージのバップ的なギターとジャズファンク的なソロ回しが続きますが驚くべきは後半。歪ませたり早弾きなどカッとんでいます
All In The Game
タイロンデイヴィスのカバー。メロウなトーンのギターが逆に意外。タフでありつつ温かみのあるヴォンのサックスが映えます。
Big Finish
始めはジョージのストレートアヘッドなソロが展開されます。しかし少しずつアウトが増えていき後半はもうノイズすれすれ。ヴォンにバトンタッチするとはじめはトンでますが少しずつ落ち着いていきます。
Guiter Lover Man
軽やかなタッチのピアノをバックにゴリゴリとフレーズを紡ぐファンキーな曲
Good Morning Heartache
ビリーホリデイも歌ったバラードですが妙にずれた演奏です
Some Echanted Evening
力強いウォーキングベースに乗ってフリーマン兄弟が粋にスウィングします。でも最後は早弾きでアウトしながら終わりです
Confrmed Truth
ヴォンが抜けたトリオ編成でピロピロとアウトさせたと思えばオーソドックスなフレーズを弾き、ブルージーなチョーキングを披露。
