記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

映画『(r)adius ラディウス』はソリッドなストーリーラインで良い作品でした。

僕は仕事の都合上月曜日がほぼほぼ固定休なので、2026年こそは日曜日の夜に必ず映画を一本観ることを目標に据えてみた。

去年も同じ目標を掲げていましたが、なんか途中で観るのやめてましたね。恐ろしいことです。

そして!

6月9日を皮切りに怒涛の映画を観ない期間へと投入してしまいました。何があったかは自分でもわからないです。でもまあなんやかんやそれから丸々二か月がたって、ようやく映画を観る気分になったので映画をまた観はじめました。

ということで、今回観た映画はキャロライン・ラブレシュとスティーヴ・レナードが監督した『(r)adius ラディウス』です。2018年に公開されたカナダの映画です。なんか、カナダだけで作られた映画って振り返ってみれば今まで一本も観たことなかったかも。

一応ジャンルとしては、SFスリラーになっています。

ということで

フィルマークスのあらすじ紹介をそのままパクるとこんな感じ。

交通事故を起こし記憶を失くしたまま目覚めたリアム。助けを求め近くの町に入るが目にするのは住民の死体ばかり。謎のウイルスか何かが大気中に広がっているのではと疑い不安になる。ようやく生存者を見つけたものの近寄ろうとした途端、突如目の前で死んでしまう。何が起きたかわからないまま、リアムに近寄ったことで続々と増える死者。分かったことはリアムの半径15メートル以内に近寄った者は皆死んでしまうということ。誰の助けも借りられず困惑するリアム。 しかし、半径15メートル以内でも死なずにいる女性ジェーンと出会い、同じく記憶喪失の彼女と共にこの謎を解き明かそうとするが…

https://filmarks.com/movies/77518

はい、こんな話でしたね。そして、ネタバレも含めて以下に書くとこんな感じ。

リアムとジェーンがともに行動する中でリアムの半径15メートル以内に近寄った者は皆死んでしまうという状況は、ジェーンと一緒にいることで打ち消されることがわかる。そんな中、二人は警察に危険人物として追われることに。身を隠すために記憶をたどってリアムの別荘にやってきた二人は、そこで本当の自分を思い出す。ジェーンは行方不明の姉を追っていたことを、リアムは自分が若い女性を狙うシリアルキラーだったことを。実は二人は殺す、殺される直前の状況まで進んでいたのだ。そんな中で、謎の雷が落ち、記憶喪失と謎の能力を手に入れたのだった。ブチギレるジェーンと、懺悔するリアム。そして、別荘のある森から出ると指名手配犯狩りのギャングが二人を襲う!撃たれるジェーン!リアムの能力で死ぬギャング!リアムはジェーンを担いで急いで病院へ。緊急搬送されるジェーンはリアムの名前を叫び続ける。そんなジェーンを見届けながら、リアムはギャングからパクってきた銃で自分の頭を打ちぬくのだった。

というような話でした。

そして、この映画93分という長さなのですが、この長さできっちりと面白い物語が作られています。そして、場所もほとんど移動していません。こういうミニマルでソリッドな映画の面白さをきめるのは、カメラワークと脚本ですが、この映画はそのどちらも満足いく出来になっていると思います。

特に脚本は、マジでこれ以上グダグダやられてたら醒めるくらいのところを綺麗に回避できているのがとても良いと思います。これがマジであと30分余計に何かをつけ足したりと化してたらとたんに観てられないクソ映画と化すところだったはずです。実際、世の中には「ここの部分丸々カットすればもっと面白くなるのに……!」とか、「ここの部分をもう少し短くすればもっと面白くなるのに……!」と思うような映画がたくさんあります。例えば『超かぐや姫!』のMOBAもどきゲームで兄貴と対戦するシーン。結果見えてるんだからそんな長々大してすごい戦闘シーンの連続でもないものを見せられてなんやこれと思ったりしていました。あそこをもっと短くするだけでもっと面白くなった気がします。

しかし、先ほどから申しているように、この映画はそういうのがほとんどないのです。嬉しいですよねぇ……!?

しかし、このミニマルでソリッドな脚本というのは、諸刃の剣でもあります。それは、ともすれば映画『タイタンの戦い』みたいに、ヒーローズジャーニーをなぞっただけみてーな何の引っ掛かりもない映画みたいになってしまう可能性だってあるからです。(詳しくは以下をチェック!)

だけど、この映画は、裏返し構造を用いながらもフックのあるストーリーを構築しています。それは、ある男の罪と救済、ある女の救済と罪という形で構成されているのです。

まさにお手本のような脚本だと思います。

映画鑑賞を再開して一発目に観るのにふさわしい映画だったのではないでしょうかと思います。

あ、この映画の考察などはこの記事が面白かったので、観た後に読んでみると面白いかも!

キリスト教の世界観を共有していないと理解が難しい部分があったらしいので、そこを含めて考察しています。

それではまた。この記事から映画感想の投稿も再開したいと思いますので、よろしくお願いします!

おしり。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集