23時の「がんばって」 シリーズ息子と私 #7
※この記事は「息子と私」シリーズの一つです。息子から踏襲した言葉とともに過ごした夜の小さな記録ーー
憩室炎の療養をしてから、まだ体力が戻りきっていません。それでも今日は23時近くまで会社にいました。
お腹は、会社にストックしておいたレトルトのおかゆを食べて、それでは足りずについおせんべいを1枚、2枚。噛みごたえがあったせいか、思いのほかお腹が膨れています。でも体力は、もう限界。
歩いていても、疲れて眠い。意識はふわふわと漂うよう。会社から駅までは、普段なら10分で着くのに、今日は15分以上かかった気がします。足も心も重くて、感覚がいつもより過敏になっていて、世界の音がやけに大きく響いて、なおさら疲れる。(泣)
それなのに明日は苦手な早起きだと思うと、体も心も、プレッシャーで揺れている。
電車は始発だから座れたけれど、眠ってしまったらきっと寝過ごす。だから今こうして、眠らないようにスマホでこの文章を書いています。
会社から駅までの道のりで、自然と口の中で繰り返していた言葉があります。
がんばって、がんばって
小さく、でもリズムをつけて。誰かに向かうわけではなく、自分自身にそっと寄り添うように。それはまるで呪文のようで、そうして一歩、一歩と足を運んでいきました。
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実はこれ、私が息子の言葉を真似して使っているフレーズなのです。
1歳半にも満たないころ。息子は伝い歩きを始めたばかりで、好奇心のままに動きたい。でも、体はまだ思うように運べない。
ある日、オーディオ台を伝って、左から右へ。よちよちと歩いていく息子の声が、かすかに聞こえました。
「がんばって、がんばって」
自分で自分を励ましながら、前へ進む小さな背中。その姿と言葉に、心を打たれたのを今もはっきりと覚えています。
だから、私も真似することにしたんです。
「頑張って」じゃなくて、あのときの息子の「がんばって」。柔らかくて、まっすぐで、そっと背中を押してくれる響き。
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あの子の声を借りて、今日も長い帰り道を、なんとか乗り越えました。
明日の朝もまた、心の中でつぶやくかもしれない。
がんばって、がんばって。
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※電車で書いたので、誤字があったら明日の私が直します。
