2010.08.21_2 ホーチミン(メコンデルタ)
2010年8月21日 メコンデルタ
ミト “My Tho” の船着場からメコン川(ティエン川 “Tien River”)を巡る舟に乗る。


操舵手以外、この船唯一の乗務員は片腕をギブスで包んだこの女の子。どうしたのか聞くと、身振り手振りで転んで骨折してしまったと教えてくれた。

このツアーの参加者はニュージーランド、ノルウェー、中国、韓国、マレーシア、ベトナムからの二十五人ほど。


ミトの船着場で気づいたのが昨日ラクホンツアー旅行会社で出会った忙しない中国人青年、同じツアーに参加していた。声をかけると毛沢東の故郷、湖南省出身の大学院生だと自己紹介してくれた達くん。




ミトの船着場を出て十五分ほどすると最初の上陸地点に着く。

はたしてここは何処なのか。コース図も予定表もないツアー、おまけにガイドの英語がひどく聞き取りにくいので今、何処にいるのかがサッパリ分からない。
持参したガイドブックを見ると、ミトと対岸のベンチェー “Ben Tre” の間のティエン川にはトイソン “Cu Lao Thoi Son/Unicorn”島、フーン “Cu Lao Phung/Phoenix”島、ロン “Cu Lao Rong/Dragon”島、クイ “Cu Lao Qui/Turtle” 島の四つの島がある。はたして何処をどんな順で回るのか。
骨折した腕をかばいながらよく働く少女乗務員、とは言っても端で見ていると心許ないが本人は真剣そのもの。

船を下りて二、三分歩くと屋根を椰子の葉で葺いた休憩所に案内された。直ぐに蜂蜜茶と乾燥バナナが出てきた。
飲める人だけどうぞとバナナワインもある。バナナで造った焼酎のようだがバナナの香りは全くなし、アルコール度数は三十度位はありそうだった。



どうやらここは果樹園と養蜂場もあるようだ。



勧められるままに自分でも首に巻いてみた。思ったより重い。見た目のヌメヌメ感は全くない。むしろ乾いていてヒンヤリとして気持ちがいい。温和しい蛇だ。
ギターと二胡のような楽器でベトナム音楽の演奏が始まった。奥の方からアオザイを来た女性が現れてベトナムの伝統的な歌を披露した後、二カ所にカンパ用の箱を置いて引っ込んだ。数人がカンパに応じたようだった。
この果樹園・養蜂場には土産物を売る売店が何軒かあったが、どの見せも同じような素朴な民芸品を売っている。

ここから小さな手漕ぎボートに乗り換えてさらに奥へ進む。

自分たちの乗ったボートの漕ぎ手は九歳か十歳くらい(小柄なので実際はもっと年上なのかも知れないが)の男の子で、ムキになって大人が漕ぐボートを追い抜いていく。

途中でスコール。
ボートの後方からそれぞれにビニールシートが回ってきたので肩から被る。
雨の中を進むうちに急に川幅が広くなる。ボートは再度ティエン川に出たようだ。

雨が降りしきる中、別の島に上陸。
案内されたココナツキャンディの家内工場の様子は雨のせいで薄暗く、写真を撮り損ねてしまった。
ここから再度エンジン付きのボートに乗り換えて次の目的地に移動。小降りになったが雨は相変わらず降り続けている。

ラクホンツアー旅行会社のチラシにはフーン島でランチとあるので、上陸したのがフーン島なのだろう。



テーブルには別注文の特別料理メニューがのっていた。蛇だのイグアナだのリスだのの料理があったが注文する人は誰もいなかった。

ランチの後、食堂の周囲を歩いてみる。映画《地獄の黙示録》のカーツ大佐の声が聞こえてきそうな雰囲気だ。


ランチ後は同じ船に乗って帰路につく。何処まで行っても似たような川岸が続く。
島の外れで最初に乗った船に乗り換えてミトに戻る。ほぼ予定通りにメコンデルタを巡ってきたようだ。
ミトの船着場には瀟洒な建物が建ち、広い土産物売り場が併設されていた。

バスは三時過ぎにミトを出発。
ホーチミンの旅行代理店ラクホンツアー前に戻ったのは予定されていた五時少し前だった。これで8USD(約700円)ならお得なツアーと言えるだろう。
【訪問先一覧地図】
