2009.04.22_2 バンコク(ワット・プラケオ)
2009年4月22日 ワット・プラケオ
タ・チャーン (Tha Chang) 船着場でエクスプレス・ボートを下りて屋台が並ぶ一角を抜けると、目の前にナ・プラ・ラン (Na Phra Lan) 通りが真っ直ぐに伸びている。
通りの右側がワット・プラケオ (Wat Phra Kaeo) 、長く真っ白な塀が眩しい。

この仰々しいほどに見事な寺院を見学するための入り口ウィセートチャイスィー門はとても小さな門だ。
ワット・プラケオを初めて訪れたのは2006年9月。バンコクで軍事クーデターが勃発した翌日だった。
9月と4月、雨期と盛夏、曇り空と青空の違いはあるものの、今回も前回と同じような写真を撮って回ることになった。
ウィセートチャイスィー門を入って直ぐ左側の緑の芝生とその先の三つの尖塔に再会して、2年半前の圧倒された気分を思い出した。
左からホー・プラ・ナーク、三つ並ぶ尖塔の左からプラサ-ト・プラテープ・ビドーン(ロイヤル・パンテオン)、プラ・モンドップ、金色のプラ・スィー・ラッタナ・チェーディー。右の大きな屋根はエメラルド仏寺院本堂。

入場料350THB(約1,000円)。ワット・プラケオ、ウィマンメーク宮殿、タイ王室紋章・コイン博物館の入場料が含まれている。
ウィマンメーク宮殿はワット・プラケオから3km程離れている。今回もここの見学は見送った。
タイ王室紋章・コイン博物館はワット・プラケオの入り口、手前右手にあるのだが気づかずに通り過ぎてしまった。


ワット・プラケオの入り口で『日本からですか?』という問いかけと一緒に日本語のガイドマップを手渡してくれた。

入り口を入ると正面に右膝をたてて座っている野ざらしの仙人ルーシー像がある。薬の調合に秀でた仙人の背後にはきらびやかなエメラルド仏寺院本堂の一部やホー・プラ・ラッチャコラマーヌソーンも見える。

エメラルド寺院を囲む回廊に描かれたラーマキエン物語、前回来たときは修復作業中だったが今は修復も終わり金彩が鮮やかに光る。



本堂の真向かいの一段高いテラスの上はウィセートチャイスィー門を入って直ぐに、緑の芝生の向こうに見えたプラ・スィー・ラッタナ・チェーディー、プラ・モンドップ、プラサ-ト・プラテープ・ビドーンが載っている。

寺院内から三つの尖塔がきれいに並んで見える位置がなく、ウロウロ探している間に効率よく見て回れる順路は何処かにすっ飛んでしまった。

金色に輝く尖塔は仏舎利塔プラ・スィー・ラッタナ・チェーディー。仏陀の遺骨が納められている。
プラ・スィー・ラッタナ・チェーディーの前には象に守られたブッサ・ボックの一つがある。ブッサ・ボックとはチャクリー王朝歴代王の象徴が置かれている玉座。

中央の尖塔はワット・プラケオの創建と同時に作られたプラ・モンドップ。出入り口は外敵の侵入を防ぐ鬼(ヤック)と蛇(ナーク)に守られている。堂内は非公開で三蔵経トリピタカが収められている。



プラモン・ドップの前には19世紀末にラーマ4世が造らせたアンコール・ワットの精密な模型がある。

三つ目の尖塔は十字型に建てられた王室専用のプラサ-ト・プラテープ・ビドーン。今はラーマ1世から8世までのチャクリー王朝歴代の国王像が収められているが、エメラルド仏を安置する目的で建てられたという。
プラサ-ト・プラテープ・ビドーンの前に建つ二基の金色の尖塔は、ラーマ1世がその両親に捧げるために建てたというプラ・スワンナ・チェディ。この寺院内で一番古い仏塔。

プラ・スワンナ・チェディの台座の縁で仏塔を支えているのはラーマーヤナ神話に登場する悪魔と猿神達。


プラサ-ト・プラテープ・ビドーンの階段脇に金色の半人半獣像が建つ。歌や踊りが得意な天の男性楽人キンノーンと女性楽人キンリーだ。

テラスの四隅は緑色の小さな尖塔で飾られている。周囲がキンキラキンなので地味な存在だがきれいな小塔だ。

テラスの北側で階段を下りると目の前がウイハーン・ヨート。
巨大な蛇神ナークを祀ってあるそうだ。尖塔部分の見事な装飾には中国製のタイルが使われている。


エメラルド仏寺院本堂は金色で縁取りされた紺色の屋根と、その屋根の先端を飾るチョーファーが印象的。
本堂内には翡翠製の高さ66センチメートルという小さな仏像が安置されている。ご本尊が翡翠製なのにどうしてエメラルド仏寺院なのか?
ガイドブックによれば外国人観光客向けに命名されたらしい。


ワット・プラケオ東端にはプラサ-ト・プラテープ・ビドーンの尖塔部分だけを大きくしたような塔が並んでいる。いずれもタイルで装飾された仏塔で八基が一列に並んでいる。

今回も見落とした所があるワット・プラケオだが、南側で回廊の外に出る。
【訪問先一覧地図】
