ジョルジュ・ルオー展に行ってきました
行くきっかけ
ジョルジュ・ルオーのことは、それまで知りませんでした。
ただ、汐留に会社があるので広告を見る機会があり、そこで興味を持ちました。
写真撮影は作業部屋復元ゾーンのみ可能でした

画風の変化
展示全体を通して印象に残ったのは、画風の変化でした。
師のギュスターヴ・モローが生きていた頃の初期作と、その後の作品では、見え方がかなり違っていました。
特に印象的だったのは、輪郭線の太さです。
あとで買ったポストカードを見返しても、左の作品に比べて中央と右の作品は境界線がかなり太くなっているのが分かります。
それでも人物の形はしっかりしていて、アカデミックな基礎も感じました。
主題は人物が多かったです。
中でも印象に残ったのは、娼婦や道化師など、パリの生活感が強く出ている作品でした。
印象的だったのは、額縁まで色が塗られている作品があったことです。
描き始めたら止まらないような勢いを感じました。

作業部屋の復元
唯一の撮影スポットは、ルオーの作業部屋の復元でした。
ここまで資料がしっかり残っていることにまず驚きました。
展示では、机や画材道具が並び、制作の場そのものを見せる構成になっていました。
膨大な数の筆と資料が特に印象に残りました。
ルオーは絵の具を何層も重ねながら制作していたことがわかります。
そうした仕事を考えると、イーゼルではなく、机の上で向き合う制作はよく合っていたのだろうと思いました。

見終わって残ったこと
見終わって残ったのは、ルオーの特徴はやはり太い輪郭と厚い絵の具にあるということでした。
師のモローの死を境に画風が変わっていったことも、展示を見ていると実感しやすかったです。
初期の作品と比べると、輪郭線がかなり太くなっていました。
最後の作業場再現ゾーンは、行く前はそこまで期待していませんでした。
ただ、実際に見ると当時の制作環境の質感が伝わってきて、よかったです。
作品だけでなく、机や道具そのものも、アンティークとして見ても印象に残りました。
