息子の塾説明会で感じた「受験は情報戦」という現実
先日、息子(中3)が通う塾の保護者説明会に、妻と一緒に参加してきた。
会場となった大きな教室には、100名ほどの保護者がびっしり。
ホワイトボードには「公立本番まであと◯◯日」と大きな数字が貼られている。
初めて入る教室に、なぜか私のほうが緊張してしまった…
ここで毎日、息子は頑張っているのか。
高校入試は通過点
若い塾講師の方がマイクを握り、説明が始まる。
年が明けてからのスケジュール。私立、先願、推薦、公立本番。
さらに、各高校の合格率や近年の傾向など、データを交えた説明が続く。
少子化が進んでいるとはいえ、上位校の倍率は1.5倍から1.7倍。
当然、全員が志望校に合格できるわけではない。
講師の言葉で印象に残ったのは、こんな一言だった。
「高校入試はゴールではなく通過点です。
その先にあるのは大学入試、そして社会に出ることです。」
まだ高校にも入っていないのに、
なんだかこちらの胃がキリキリしてくるような話だ…。
中高一貫と公立の差
私の住む地方都市では、中高一貫校に通う生徒はまだ少ない。
しかし講師によると、大学入試の段階では
中高一貫組と公立中学出身組で大きな差がつくという。
中高一貫校の生徒は高校受験がないぶん、
中学に入った時点で大学受験を見据えたカリキュラムが始まる。
「高校受験に必要な勉強量を1とすると、大学受験は5です」
そう聞いたとき、思わず妻と顔を見合わせた。
妻も複雑な表情。
学区制の公立高校受験と違い、大学は全国区。
浪人生も加わるため、競争の土俵がまったく違うという。
自分の受験と、息子のいま
私は高校受験に失敗し、私立高校・私立大学へと進んだ。
結果的に、自分が本当に行きたかった学部に進めたわけではない。
それだけに、息子には自分の意思で進路を選んでほしいと思う。
最近では将来についての話も増えた。
以前は「海外で活躍する人になりたい」と話していた息子。
保育園に通う時代から英語を学び、中2で英検準1級を取得した。
少しずつ、夢が現実の形を帯びてきているように見える。
「受験は情報戦です」
説明会の終盤、講師が口にしたこの言葉が強く残った。
「受験は、情報戦です。」
私はいま主夫として息子の受験を支えている。
これまでは塾や学校からの情報をそのまま受け取っていたが、
親としてもっと積極的に情報を取りに行く必要があると感じた。
食事の栄養バランスを考え、勉強の合間に息抜きの時間をつくり、
ときには一緒に悩み、一緒に笑う。
きっとそれが、受験期の“親の仕事”なのだろう。
受験まで、あと◯◯日。
ホワイトボードの数字は少しずつ減っていく。
その一日一日を、息子と一緒に歩んでいきたいと思う。
