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ウチハク・セリア・ワッツの箔押しアイテムを比べてみた

印刷物を華やかに彩る箔押し。通常、専用の機械を用いて印刷するものだが、近年では自宅でも箔押しできるアイテムが売られている。

私は、ウチハク・セリア・ワッツの箔押しアイテムを持っているので、それぞれの使い心地や仕上がり、コスパの違いをレビューしてみた。


自宅で箔押し?

以前から自宅で箔押しできるアイテムはあったものの、アイロンや熱を使った箔押しペンなど、気軽に手を出せるものではなかった。また、箔がシート状になっているため、大きい面積が箔押しできるものの、折れやすいという面もあった。

ところが、2021年に村田金箔から『ウチハク』が発売される。帯状の箔押しフィルムのため取り回しがよく、専用ののりやシール、市販ののりや両面テープなどで箔押しできるため、気軽に始められるのが嬉しい。

2024年に入って、100円ショップのワッツやセリアも『ウチハク』の類似商品を取り扱うようになる。実は気になって購入していたものの、手をつけていなかった。最近になってまた話題になったので比べてみた。

見た目でわかること

まずは見た目でわかる違いを比べてみたい。

のりの違い

箔押しフィルムを紙に定着させるために使うのり。そのペン先を比べてみる。順番はペン先の見た目の太さで並べてみた。

上から、

  • ウチハクglue pen ひら

  • ワッツ グルーペン

  • ウチハクglue pen  まる

  • ウチハクglue pen 極細

  • セリア ペンのり

ペン先は基本的にフェルトペンタイプ。セリアのみボールペンタイプだ。

白い画用紙に箔押し

  • ウチハク スペシャルメタリックカラーホイル グリーンレイク

  • セリア 箔押しできるポイルテープ

  • ワッツ 箔押し用フィルム ゴールド

をそれぞれ白い画用紙に箔押ししてみた。

前提として、箔押しはツルツルした素材の方が付きやすい。こちらの画用紙はあえて裏面を使ったものの、かすかに凹凸があることと、のりを吸収しやすい素材のため、箔が付きにくい。

とはいえ、おおむねどのメーカーも均一に箔押しできた。箔が上手く乗らなかった部分は、私の技量によるものだ。ただし、セリアのペンのりは、乾く時間がかなり掛かったのも失敗の原因である。

黒い画用紙に箔押し

こちらの黒い画用紙は、ツルツルした素材のため箔が付きやすかった。悲しいかな、今回も上手く乗らなかった部分は、私の技量によるもの。

使ってみて違いを感じたところ

実のところ素人目には、箔押しフィルムの見た目に大きな違いを感じなかった。しかし、実際に使ってみると使いやすさが違うのだ。

1.箔押しフィルムの使いやすさ

左から:ウチハク、セリア、ワッツ

帯状になった箔押しフィルムは、箔押しした範囲の分まて切って使う。そのとき、必要以上に負荷をかけると箔が欠けてしまうときもある。

ウチハクとセリアの場合、貼って剥がせるテープで留めているので、最小限で必要な長さのまで伸ばして切りやすい。

ワッツの場合、コンサート銀テープ収納のように箔が収められている。

ワッツの箔押しフィルムを出してみたところ。フィルムが畳まれて収納されている。このままだと折り目が付きやすく使い勝手が悪いので、太めのストローなどに巻き直すといいだろう。

以上の違いから、使いやすさで選ぶならウチハクとセリアがおすすめだ。

2.のりの乾く速度

紙に塗って1分経った様子

箔押しに使うのりにも違いがある。のりは紙に塗り、乾いたら箔押しフィルムを乗せるアイテム。のりが早く乾けば作業もスムーズだ。

室温や湿度、用紙によるが、ウチハク、ワッツののりは1〜3分もあれば、乾いて箔押しフィルムを使えた。セリアのペンのりの場合、なかなか乾かず、10分以上待たなければいけない。

作業効率や作品の安定を考えると、ウチハクがワッツののりを選ぶのがおすすめ。

単価や価格の違い(2025年4月執筆時点)

箔押しフィルムの単価

  • ウチハク(10m×3cm幅)税込価格770円

  • セリア(2m×3.5cm幅)税込価格110円

  • ワッツ(1.1m×4cm幅)税込価格110円

今回は幅は考慮せず、1mあたりの単価(=税込価格÷長さ)で計算してみた。

  • ウチハク スタンダートタイプ 77円

  • セリア 55円

  • ワッツ 100円

実は箔押しフィルム単体で見るとワッツが一番高い。これは容器代が含まれるためだろう。セリアやワッツは中国産だが、国産の箔を使ったウチハクは価格に対して高品質なのがうかがえる。

ただし、ウチハクは購入場所が限られている。2025年4月執筆時点で、実店舗は東京にある『金箔屋卯兵衛』、大阪にある『HAKU-TION』、文具や創作系のイベント販売、オンラインストアのみとなっている。送料や交通費がネックの方もいるだろう。

のりの値段

  • ウチハクglue pen 3本セット 税込990円

  • ウチハクglue pen 単品  税込385円
    (イベントにて先行発売中)

  • セリア ペンのり 税込110円

  • ワッツ グルーペン 税込110円

ウチハクはこの中では高いが、専用品なだけあり使いやすい。太さ違いを取り扱っているのも魅力。ワッツは低価格ながら使いやすいのがうれしい。

正直なところ、セリアのペンのりは乾きづらいので、あえて買う必要はないと個人的には思っている。

どの箔押しアイテムを選べばいいのか

いろいろ比較した結果、予算と品質のバランスで選ぶのが良いと思った。

ウチハク

  • 箔押しフィルムものりも使いやすいものがいい

  • 豊富なカラーから選びたい(2025年4月執筆時点で42色)

  • たくさん使いたい(10m巻)

とにかく高品質な箔押しアイテムをたくさん使いたいならウチハク。箔押加工を専門としている会社が製造・販売しているため安心して購入できる。今回紹介したアイテム以外にも、関連アイテムがそろっている。

セリア

  • お試しで使ってみたいので低価格だとうれしい

  • セリアが近所にある

  • ゴールドかホログラムの2色があればOK

やはり、セリアの強みは店舗数が多いこと。学生さんなど予算に限りのある方でも気軽に始めやすい。

ワッツ

  • お試しで使ってみたいので低価格だとうれしい

  • ワッツが近所にある

  • いろんな色(2025年4月執筆時点で全11色)を少しずつ使いたい

手に取りやすい価格ながら、箔押しフィルムの色数があるワッツ。オンラインストアがあるものもうれしい。

箔押しに興味があるなら始めてみよう

イラストに添えたり、カード作りに使ったり…今まで見ているだけだった箔押しが、身近になったのはユーザーとしてはうれしいところ。少しでも気になるなら、チャレンジしてみてほしい。

ご興味あったらこちらもどうぞ

文具マガジンやっています。文具好きの方に立ち寄ってもらえたらうれしいです。

▼100円ショップの文具のレビューまとめ。100円ショップの文具に対するスタンスも書いています。

▼ウチハクを使ってみた感想はこちら。実際の使い方も書いています。

▼箔押しアイテムとシーリングスタンプを組み合わせてみました。


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杉浦百香(もか)@ライター この記事が、共感できるな・おもしろいなと思って頂けたら、「スキ♡」を押してくれるとうれしいです。(♡はnote会員以外でも押せます)SNSでのシェアも大歓迎してます!