短くてもいい。その時の価値を最大化して。
はじめに
仕事も家事も全てが忙しい。そして気づいたら子供との時間がなかなか取れず、自己嫌悪に陥る。そして時間をとっても、何だか子供は不満気。そんな子供にイライラ。そんなイライラする自分が嫌。そんなサイクルに陥っていませんか。
私もその一人でした。
MBAスクールのINSEADでは、シンガポールで娘と私の二人きり。毎日怒涛の授業と宿題、そして交友関係の中、娘にとって家族で頼れるのは私だけ。
頑張って時間をとっても、何だか娘は怒ってばかり。戸惑いと混乱の毎日でした。でも、そんな関係が変わったのは、あるINSEADでの出来事の気づきがきっかけでした。
INSEADでのグループワーク中のことでした。翌日プレゼンしなければならない資料が、前日22時になっても一枚もできていない。時間が迫る中、チームメンバーたちとのディスカッションの雲行きが怪しくなっていったのです。
チームが分裂して小グループでディスカッションが始まったり、人が話しているのに、それに被せて大きな声で話し始めたり……。
その時に気づいたのです。人は、自分の意見がちゃんと聞いてもらえていないと感じると、急に声が大きくなったり、強く主張したりするようになることに。人は、無視されているような気持ちになった時、不安になったり、攻撃的になってしまうのです。
その瞬間、娘の行動の謎が解けました。
私は確かに娘と一緒にいましたが、心はどこか他のばかりに向いていたのです。例えば、宿題や学校の友人、渡航手続きや家の管理のことを考えながら、娘の相手をしている自分がいました。娘のために「時間を作る」という発想そのものが、実は彼女との時間を義務や犠牲のように扱っていたのかもしれません。娘はそれを敏感に感じ取っていたのだと思います。
それ以来、私は娘との関わり方を変えました。そして、娘との関係は改善をし、そして娘と一緒にいる自分のことも好きになりました。
具体的にどのようなことを心がけたのか、以下ご紹介します。
時間の価値を最大化するための3つのこと
①自分を整える
第一に大事なのは自分です。
飛行機に乗る時、救命のアナウンスが流れますよね。その時、誰から酸素マスクをつけますか。子供の前に自分ですよね。
とても忙しかったり、自分に余裕がない時は誰しも他の人に気持ちをかけることは難しいこと。それは相手が子供であろうと、他人であろうと共通して起こることだと思います。
子供は賢いです。すぐに相手が余裕がなく、自分に対して気持ちが向いていないことに気づきます。
まずは自分の気持ちや体力を整えて。そしてエネルギーが十分にあるときに、子供に心をかけましょう。
②環境を作る
親も所詮人間です。100%の集中を子供にかけたくても、近くに誘惑があれば、負けてしまうこともあると思います。そしてその誘惑の一番の代表格はスマートフォンです。
私もおそらくスマホ依存症です。気づいたらいつの間にか手にはスマホ。開けるつもりのないアプリが開いてる……。はい。誘惑に弱い体質です。
でも、子供と一緒にいる時間は、すべてのタブレットの電源を切り、私の目のつかない場所に置いてあります。そうすることで、物理的に子供だけに集中する仕組みを作っています。
③好奇心を持つ
保育園のお友達が優しいこと、靴がピカピカ光って嬉しいこと、帰り道に摘んだお花が可愛いこと、なぜ葉っぱは緑から赤に色が変わるのかという疑問、雀と追いかけっこをしたこと、なぜ氷は水に浮くのかという質問……。
子供の話をよく聞くと、大人になって気付かなくなったことがたくさんあることがよくわかります。
私たち大人が忘れてしまった子供の視点でしか見えない世界があり、その世界は今、目の前の子供の口からしか聞くことができません。その価値はなにものにも代え難いと思います。
子供の語彙力には限界があり、大人が理解するのに時間がかかったり、時には諦めてしまうことがあるかもしれません。それでも、子供の話をじっくり聞いて、それってこういうこと?と確認をしながら、子供たちの見えている世界を一緒に見る喜びを、忘れてはいけないと思います。
まとめ
なかなか子供との時間が取れない、頑張るママパパへ。どうか罪悪感を感じないで。短くても、100%の愛情と集中を注げば、それでいいんです。子供は分かってくれます。
そんな願いを込めて書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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