居場所を求めて
「人間」という漢字、不思議だと思いませんか?
「人」という字の横に「間」という字がくっついています。
「人間」という言葉は本来は仏教用語だったそう。「人々の間」という意味合いを持ち、″人が住んでいる場所″を表す言葉だったのです。六道輪廻で説かれる地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の6つの世界の1つを指し、やがて個人を指す「人」と同義語になりました。
また、「ひと」という言葉は「自分」「他人」「世間」という幅広い意味で使われます。1人を全体と捉え、全体を1人として捉えます。
「間」という漢字の意味も深いのです。
「間(ま)」と読むと、「ころあい」と同義語になり、「ちょうど良いタイミング」「見計らう」など「空気を読む」という意味になるのです。
「人間」という言葉には、それぞれの立場や状況によって変わる人と人との距離感が絶妙に隠れているとも言えます。
さらに深読みすると、「個」が確立されていることありきなのかもしれません。
どんなに密接な間柄にも″ころあい″があるものだと。
noteで繋がった 乃井 万さんが素敵な企画を出されました。
テーマ『心の居場所』とは。
私たちは生きていくなかで常に心の居場所(こころの置きどころ)を模索しているのかもしれません。
心の居場所を求めるとき、仕事、趣味、家族‥などの″場″自体ではなく、それぞれの人間関係の中に自分の居場所を探していると思います。
このとき、「自分は誰かに(社会に)必要とされているのだろうか」と考えることがあります。
しかしこれは「誰かから見た自分像」です。
自分の外側に答えを求める限り、答えは見つからないでしょう。
大切なのは他の誰よりも自分が自分を好きでいてあげることです。「どういうところが好き」でなく、短所や欠点も含めた丸ごとの自分を、です。
これが「自己受容」です。
自分の内側からの好きは何よりも屈強で揺るがない、外側からの何にも勝る湧き出る泉となります。
これが『心の居場所』の源泉だと思うのです。
乃井さん、素敵な企画をありがとうございました。
