ハイソ・あてこすり的好きな絵画ベストテン
はじめに
おれの渾身の同人音声記事「就活・ガクチカ的同人音声作品ベストテン」が公開停止になりました! 「なんでなの! おれは崇高な芸術の話を、表現の最前線たる同人音声の話をしただけなんだけど!」とぷりぷり怒りながら利用規約を確認すると……

おそらく4か5に該当している!
同人音声なんかはもろに性的な音声で、わいせつ的だ!「同人音声が高尚な芸術ぅ? 表現の最前線? ただの"ポルノ"だろうが!!!」の気分に……
ということで、規約に違反しないようなハイソな記事を心がけていくことに。ハイソといえば――ハイソ……?
おれは静岡県の東にある変な地方都市で育ち、東京の山奥のほうにあるFラン大学に進学し、文化資本もなく、ハイソサエティというものに対して一切の理解がない。そのため、ハイソと聴いて浮かぶのは――紅茶……? あとは西洋絵画……?――それぐらいだ!
しかし、おれが飲める紅茶は午後の紅茶レモンティーだけなので、紅茶について語る案はボツに。だいたい紅茶の種類なんてガルパンのキャラの名前でしかしらない。ダージリン?とかオレンジペコ?とか。
ならば仕方ない。後者をとるしか道はねぇ。中学時代に美術の内申が2だったおれだが、好きな絵画ベストテンを紹介するハイソな記事を作って、note公式を安心させてやるぜ!!
ウィリアム・アドルフ・ブグロー≪小さな女の子の祈り≫

noteのアイコンにしているぐらい気に入っています。ブグローはよく天使や少女の絵を描きますが、この絵の少女の表情は素晴らしいですね。少女らしい敬虔な顔にも、少女らしいすべてを懐疑する顔にも読める。上目遣いもまたグッド。
国立西洋美術館に常設展示されているので、上野に行ったらみましょう。
ヴィルヘルム・ハンマースホイ≪机に立つイーダ≫

黒い服を着て、机に向かい書き物かなにかをしている女性の絵ですね。モデルのイーダさんはハンマースホイの奥さんらしい。陰鬱ながら印象ながら、この後ろ姿には一心不乱な感じがして妙に惹かれますね。あと部屋が綺麗。おれもこんな部屋に住みたい。おれはゴミに溢れた部屋に住んでます。
ポール・ドラローシュ≪フォンテーヌブローのナポレオン、1814年3月31日≫

ナポレオンの絵画といえばジャック=ルイ・ダヴィッドの≪サン=ベルナール峠を越えるボナパルト≫や≪皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠≫――ではなく、これ! 1814年といえばナポレオン戦争末期で、四月四日に退位させられる(そのあと百年天下でエルバ島から帰ってくるのだけど……)直前の絵。美化されているナポレオンはまったくなりをひそめて、露悪的とさえ思えるハゲかけた頭と、ぐったりした態勢は敗北の悲壮感があふれていて一目みるとこっちが負けた気分になりそう。――ですが、鋭い瞳の先にはまだ野心が隠されていて、実は一番かっこいいナポレオンだと思います。
東京富士美術館で展示してるらしい。行ったことありません、多摩に住んでいるのに……!
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー≪海の漁師たち≫

めっちゃ月が綺麗!
海も綺麗! 光ってます。夜空もきれー。みたいな感じの絵。ターナーの絵にはこういう純粋な(?)美しさがありますね。光と影の使い方が本当に上手い!
ギュスターヴ・クールベ≪絶望≫

クールベの自画像。目力がすごい。頭を抱えるように髪を掻きあげるポーズも秀逸だと思う。頬が赤くてかわいいね。絶望というわりに光が強く、そのおかげでより影が強調されているのもいいところでしょうか。
カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ≪停泊中の船≫

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの絵です。また月がきれーです。また海です。海の近くで育ったせいか、海が好きです。
ぼんやりと見える大型船が鉄塔のようにも見えて、海の景色に一瞬思えなかったりもする。なんなら前のY字の木がサボテンにみえたりもする。砂漠の中とさえ思える。こういう絵(ロマン主義調)が好きなんだろ?の顔になってくる。だってこういう絵のほうがわかりやすくてきれいなんだからしょうがないだろ!
ジャコモ・パッラ≪鎖に繋がれた犬のダイナミズム≫

1912年という一世紀も昔に一枚の絵画で、まるでアニメーションのように動く犬と人の足を表現しているこの先進性! まさに未来派と呼ぶにふさわしい一作です。描かれる足の多さから犬の動きが速いように見えるのもグッドポイント。散歩に喜ぶ犬の様子が目に浮かぶようで、ほんとうに写実的だと思います。床がなんなのかよくわからないのもいいですね。外を歩くだけで犬は嬉しいので。
作者不明≪聖ヴェロニカ≫

キリスト教の聖人、聖ヴェロニカを題に取った作品です。彼女は重たい十字架を背負い、汗だくでゴルゴダへと進んでいくイエス・キリストの顔を、持っていた布で拭いてあげました。
キリストの起こす奇跡は、パンを増やしたり、湖の上に立ったり、水をワインに変えたりとかなりしょぼいものが多い(とはいえ盲目の少女を癒したり、復活したりと派手なこともするけど……)ですが、ヴェロニカの前に起こった奇跡は輪にかけてしょぼく、意味不明! 汗を拭いた布(聖顔布)にはキリストの顔が浮かび上がってきたという!
目を伏せてうつむくヴェロニカの迷惑そうな顔がとてもいいですね。実際汗を拭いた奴の顔が急に浮かび上がってきたら、いくら聖人とはいえこんな顔にもなるでしょう。キリストの顔も傑作ですね。微妙に殴りたくなる顔してる。
国立西洋美術館の常設展示にあるのでぜひみましょう。
ジャン・デュビュッフェ≪美しい尾の牝牛≫

一見落書きにしか見えないこの作品も、何度もみるとその凄さが分かる……はずもなく、芸術に理解のない筆者には落書きにしかみえない! それはともかく、絵として迫力があります。本当にすごい。牛の色が印象的だけど、実は土が混じっているみたいです。目の位置もすさまじい。「美しい尾」とまでタイトルについていながら、尾っぽはたいして美しくないしほかの部位に比べて地味でさえあるのもいいですね。
これもまた国立西洋美術館でみることができます。国立西洋美術館大好き!
ルネ・マグリット≪凌辱≫

顔がマンコ!!!
下品だって芸術だ!!!
