決算書(財務諸表)で見る会社の特徴
日本を代表するA社とB社 2社の貸借対照表と損益計算書(B/SとP/L)⇩
です。
決算書を見る時にどんな企業か、またはどんな業界の企業なのかがを想像してみると面白いですよ。


大きな特徴として、黄色で示した流動資産が約80%近くを占めています。また、そのうち約9,000億円が現金預金です。そのため、外部からの借り入れがほとんどなく、自己資本で事業運営を賄っています。
その為に安全性の高い会社だと判断できます。


黄色で示した販売管理費等が他社と比べて大きくなっています。中身を把握するために有価証券報告書の「注記情報」にて販売管理費の内訳をみると、人件費が多額に計上されていることがわかりました。
この特徴からサービス業、接客業の決算書かな?という想像ができると思います。
答え A社⇒任天堂
B社⇒ユニクロ(ファーストリテイリング)
任天堂
キーエンス、バルミューダ同じく、任天堂は製造を外部委託しているファブレス型の企業です。そのため、資産に有形固定資産がほとんど計上されていません。
任天堂の自己資本比率(=純資産÷総資本)は80%と極めて高い水準にあります。
一方、任天堂の負債は非常に少なくなっています。任天堂は、典型的な無借金経営の企業です。
任天堂の原価率(=売上原価÷売上高)は51%と製造業としては低い水準にあります。また、本業の収益性を示す売上高営業利益率(=営業利益÷売上高)は27%と高い水準を誇ります。
営業利益率が27%とは驚きです。
任天堂は、Switch、Wii、DSといった大ヒットゲーム機と、それに付随するゲームソフトによって上げてきた大きな利益を内部留保し、それを現預金や有価証券といった運用資産として保有することで、極めて強固な財務基盤を構築している企業であるといえます。
任天堂では、ヒット商品の有無によって業績の大きな変動を繰り返してきました。ゲーム産業はリスクが高く、ヒット商品が生まれれば大きな売上と利益を生み出しますが、ヒット商品が出なければ売上や利益は大きく落ち込みます。
こうした業績変動に耐えられるように、任天堂では多くのキャッシュを保有しているのです。また、ファブレス型のビジネスモデルを採用しているのも、売上が落ち込んだときに余剰生産設備を抱え込まずに済むようにするためです。
ゲームという非常に事業リスクが高い業界に身を置いているからこそ、任天堂は徹底して財務的なリスクを負わない姿勢を貫いているのです。
ユニクロ(ファーストリテイリング)
ファーストリテイリングは海外出店の好調により、売り上げが成長しています。売上の利益の6割以上が海外事業の利益の状態です。
世界のアパレルメーカー売上ランキング
1,ZARA
2,H&M
3、ユニクロ
4,GAP
優れている点は、ユニクロはZARAの店舗数のは半数しかないのにこの売上高なのです。
柳井正氏は世界のトップを目指していて、このままいくと店舗数を増やす事で達成できることが分かります。
ユニクロは上場したのは1994年118店舗⇒30年(2023年)で3,600店舗
売上も上場した時200億、300億の規模⇒30年で2.77兆円 なんと売上100倍以上
この急成長の鍵は、世界中に店舗を増やしてグローバルシフトをこの15年ぐらい本気でやってきたことにあります。
日本だけでの市場では限界がありますよね。
また、初期のロンドンへの出店時の失敗からの学びが生きているようです。
アパレル事業で日本企業がここまで成長できるという金字塔ですね。
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