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偏差値30台からの広尾学園小石川中学AG合格への軌跡 ‐ 第6回 教育にかかったお金と我が家の倹約

 前回は「TOEFL iBTスコア90までの奮闘」についてまとめました。
 今回は、実際にかかった学費や塾代、それらを賄うために工夫した節約、そして結果として、どの程度の教育費を捻出できたのかについて
我が家の記録として、今後振り返ることができるようにまとめてみました。


〇 塾とインターナショナルスクールの費用

 小学校1年生から6年生までにかかった、
塾とインターナショナルスクールの費用の合計は、
 概算で約1,630万円になりました。
これを6年間で平均すると、
 年間約270万円の出費です。

 内訳の概要は次の通りです。
 小1 SAPIX:約25万円
 小2 SAPIX:約28万円
 小3 SAPIX:約30万円
 小4 早稲田アカデミー:約80万円
 小5 ena国際部:約70万円
 小6 ena国際部:約95万円
 小5〜6 帰国子女アカデミー:約200万円
→ 塾費用の平均は、年間約88万円

 インターナショナルスクール
4年4か月:約1,100万円
→ インターナショナルスクールの平均は、年間約250万円
 
 通っていたインターナショナルスクールは、都内の中では比較的学費が抑えられている学校だと思います。
 それでも、4年4か月で総額約1,100万円という非常に大きな教育費になりました。

 以上のような教育費を、日々の生活の中で倹約を重ねることで何とか捻出し、息子の将来の選択肢を広げるための「生きた投資」へと変えることができたのではないかと考えています。

〇 我が家の家計状況

 我が家は、いわゆる高所得世帯には入りません。
 受験準備期間中、収入は会社員である妻のものが中心でした。
 世帯収入としては、中堅的な会社員家庭の水準です。
 
 そのため、教育費については、毎月の収入だけではなく、貯蓄からも捻出していました。
 また、持ち家はすでに支払いを完了していたため、住宅ローンの負担はありませんでした。
 こうした家計の土台の中で、どこまで教育費にお金を回すかを考えながら、やりくりをしてきました。

〇 教育にお金を集中させるための節約

 家計のあらゆる支出を節約の対象とし、常に節約方法を考えていました。
その中で、大きな節約になったのは車です

 息子が小学1年生になった時に車を手放し、カーシェアを利用することにしました。
 利用する前は、不便かもしれないと思っていましたが、使い始めると非常に便利でしたし、
 車の維持管理の負担からも解放され、とても楽になりました。
 
 手放した車は15年間乗っていましたが、購入費、維持費や保険、駐車場代などを含め掛かった年間平均費用は約65万円です。
 一方、カーシェアの年間支出は約3.6万円程度だったため、
 受験準備期間中だけでも、約370万円を節約できた計算になります。

 
 次に大きな節約になったのは、
徹底的に見直した食費です。
 自炊中心の生活とし、惣菜や冷凍食品の利用もできるだけ控え、食材は複数の格安スーパーを使い分けて購入していました。

 結果として、一般的なスーパーで購入する場合と比較すると、
食費は約3割削減できた計算になり、受験準備期間中では約260万円の節約になりました。
 
 また、妻の実家が比較的近くにあるので、月に1回ほど帰省して、食事をご馳走になったり、家庭菜園から野菜などをもらっていました。
 食費面でも助けられましたし、息子にも畑仕事を手伝わせることで、野菜作りを体験させる機会にもなっています。

 
 一方で、旅行については、単なる行楽ではなく、
 地形や歴史、各地の特産物等、日本について五感で学ぶ「現地教育」の場として活用していたので、
できるだけ回数は減らさないようにしました。
 
 ただし旅費の節約はしています。
 日常の支払いのほとんどを航空会社のクレジットカードに集約して、貯めたマイルを特典航空券に充てていました。
 特に、光熱費や税金については、一般的な口座振替やクレジット払いではなく、
 払込用紙によるコンビニ払いに変更し、電子マネーの高還元日に支払うことで、より高いマイル還元につなげていました。

 その結果、帰省や国内旅行では、家族3人分の特典航空券を使用することができ、
航空券代は、年間平均で約15万円、6年間の受験準備期間中では約90万円を節約できた計算になりました。

〇 倹約により捻出できた金額

 こうした日々の細かな節約の積み重ねにより、車、食費、航空券代の節約分だけでも、
 インターナショナルスクール費用 2年分+塾費用 2年半分に相当する金額を捻出できた計算になりました。
 
 教育費は決して簡単に出せる金額ではありませんでしたが、
日々の生活の中で倹約を心がけ、支出の優先順位を明確にすることで、
子どもの将来につながる教育へとお金を回すことができたと思っています。

 次回は、第7回「受験スケジュールと受験本番」について書いていきます。

〇 その他の節約(番外編)

 ここまで、主に大きな節約になったものを書いてきましたが、
実際にはそれ以外にも、日々の生活の中で様々な細かな節約の工夫を積み重ねてきました。
 節約金額は、大きくないですが、
積み重ねることで確実に支出を抑えることにつながっています。

 以下では、その中で実際に行っていたことを、いくつか整理して書いてみます。

 ● 電気代の節約
 電力会社のデータで、我が家と似た世帯の平均値を比較すると、
 電気料金は、年間で約3万〜4万円低い金額になっていました。

 これは、住環境のおかげで冬の暖房使用を抑えることができたことに加え、日々の使い方を見直していたことが大きいと考えています。

 小さなことですが、例えば待機電力についても、電気製品の台数を把握し、それぞれに待機電力があるかを確認したうえで見直しを行いました。
 我が家のコンセントに接続する電気製品は、天井の据え付け照明を含めて全部で59台あり、そのうち待機電力が発生しているものは、10台でした。
 そのため、就寝時や外出時には、これらのコンセントを抜くようにしました。
 
 台数としては一部ですが、
空気清浄機や炊飯器など、
普段あまり意識していない機器にも待機電力があることが分かり、
意外で面白いと感じたところでした。

 また、エアコンについては、
コンセントが高い位置にあって抜き差しが大変なため、
 使用しない季節は、分電盤のエアコン専用ブレーカーで切るようにしていました。

 こうした待機電力の削減は、おおざっぱですが、年間で約3,000円、
 受験準備期間中の6年間では
約18,000円を節約
した計算になりました。

● 水道代の節約
 
東京水道局などのデータで、我が家と似た世帯の平均値を比較すると、 水道料金(下水料金含む)は、年間で約9600円低い金額になっていました。

 最も水を使う風呂については、
 水量を少なめの設定にしてお湯をためて、使用時に必要に応じて足し湯をするという使い方をしました。

 洗濯については、一般的な方法ですが、
 お風呂の残り湯を洗いに活用し、すすぎのみ水道水を使うようにして、洗濯頻度は、2〜3日に1回にまとめて行い、水の使用量を抑えていました。

 食器洗いについても、
 蛇口を絞り、細く流しながらすすぎをしています。
 油汚れの酷いものは、紙などで拭き取ってから洗いますが、着古したシャツやAmazonなどの配送で使用される緩衝材の紙を使いました。
 また、冬場についてはガス代を抑えるため、温水は使わず水で手洗いをしていました。

 他に、少し特殊な使い方として、エアコンの室外機から出る排水をポリタンクに溜めて、バルコニーの清掃に使っていました。
 意外と多く水が溜まるため、頻繁に水洗いができ、砂ぼこりで汚れやすいバルコニーもきれいな状態を保てています。
 
 水や電気の節約では、様々な考え方がありますが、我が家としては、手間をかけて、使う量を抑えるという選択をしました。

● なるべく物を買わない倹約
 物については、できるだけ新しいものを買わないようにしました。
 
 例えばテレビは、15年以上使用している23インチのものを使い続けていて、今でも55インチ前後の大画面テレビへの買い替えはしていません。
 食器は、割れにくいコレールのものに揃えました。
 その後は、落としても割れることはなく、長く使い続けることができています。
 また、大きさが違っても形状が同じなので、きれいに重ねることができ、食器棚の収納スペースも最小限に抑えられるようになりました。

 さらに、メルカリなどのフリマアプリも活用しました。
 特に子ども用品については、服は成長に伴ってすぐにサイズアウトし、
おもちゃも年齢とともに興味が変わって使わなくなるため、
使わなくなったものは順次出品しました。
 当たり前のことですが、例えば、1,000円で購入したものが売れて200円の利益が出た場合、実質的には800円で購入したことになるので、結果として節約につながります。
 
 自転車についても同様で、子供の自転車は、サイズアウトによる数回買い替えが大きな出費になります。
 そこで、小2の夏、インター通学用に、広い上下設定幅のサドルがある子供用自転車に買い替えました。
 車輪が大人用サイズでありながら、サドルをかなり低く設定できるため子供から大人まで乗ることができる自転車です。
 その後は、サイズアウトすることなく、今も使い続けています。

 このように、必要なものだけを持ち、使えるものはできる限り長く使うという倹約をしてきました。
 一つ一つの節約は小さなことですが、こうした積み重ねが、
結果として大きな違いにつながっていったと感じています。


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