過去最高利益の翌日に発覚したWハラスメント。それでも私は「この会社はもっと良くなる」と感じた(事例10・後編)
こんにちは
経営者専門メンタルパートナーの翡翠です
今回は、前回前編の続きになります
過去最高利益の喜びは一瞬で吹き飛びました
パワハラとセクハラ
二つの問題が立て続けに発覚し、社長は深く傷ついていました
怒り
情けなさ
裏切られたような気持ち
「なんてことしてくれたんだ……。」
その感情が心を支配していました
その状態では、冷静な判断ができなくなるのも無理はありません
だから私は、まず会社の対応ではなく
社長ご自身の心と思考のバランスを整えることから始めました
ハラスメント対応は急がなければなりません
何日も保留にはできません
このときは大急ぎでした
だからといって、怒りや悔しさを無理に抑え込むのではありません
一つひとつ感情を整理し、冷静に物事を見られる状態を取り戻していきました
すると、社長の表情が少しずつ変わっていきました
そして、こんな言葉を口にされたのです
「今、このタイミングで分かって良かったんですね…」
その言葉を聞いた時、私は安心しました
会社の業績が安定している今だからこそ、この問題にしっかり向き合えます
もし経営が苦しい時期だったら、目の前の資金繰りや売上に追われ、ここまで冷静に対応することは難しかったと思います
社長は、この出来事そのものではなく
「今、気づくことができた」ことに感謝できるまでになりました
そこからの対応は、驚くほど冷静でした
怒りに任せて結論を出すことはありません
加害社員一人ひとりと面談を行い、事実を丁寧に確認しました
その上で配置を見直し、再発防止策を整え、会社として必要な対応を一つずつ進めていきました
一方で、被害を受けた社員への心のケアには、これまで以上に時間をかけました
安心して働ける環境をつくること
安心して相談できる会社であることを伝えること
被害を受けた社員を決して一人にしないこと
その姿勢を大切にされました
その後、大きなハラスメント問題は起きていません
それ以上に変わったのは、社長自身の判断です
感情に振り回されることが少なくなり、以前より落ち着いて物事を判断できるようになりました
そして社員も
「困ったことがあれば相談しよう」と思える会社へと少しずつ変わっていったそうです
今回の出来事は、まさに「雨降って地固まる」でした
問題が起きたことは決して良いことではありません
しかし、問題から目を背けず、感情だけで判断せず、一つひとつ丁寧に向き合ったことで会社は以前よりも強くなりました
だから私は前編で
「この会社はもっと良くなる」
そう感じたのです
経営をしていると、問題が起きない会社はありません
本当に大切なのは、問題が起きた時にどんな判断をするかです
その判断を支えるのが、心と思考のバランスです
もし今、怒りや不安、焦りで冷静な判断ができなくなっているのであれば、一人で抱え込まないでください
お試しセッション(匿名可)では、現状を整理し、お悩みが解決できるかどうか、かかる時間はどのくらいか、をお伝えしています
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