過去最高利益の翌日に発覚したWハラスメント。それでも私は「この会社はもっと良くなる」と感じた(事例10・前編)
こんにちは
経営者専門メンタルパートナーの翡翠です
これは、実在のご相談者様のお話です
*ご本人の掲載許可をいただき、個人が特定されないよう一部内容を変更してお伝えしています
ある日、一人の社長から嬉しいご報告をいただきました
「過去最高利益が出ました!」
私も自分のことのように嬉しくなりました
ここまで本当にいろいろなことがありました
焦りや不安と向き合いながら
心と思考を整え一歩ずつ積み重ねてこられた結果です
「本当に良かったですね」
そうお伝えしてセッションを終えました
ところが、その数日後・・・
今度は緊急セッションのお申し込みが入りました
「何事だろう?」
そう思いながらお話を伺うと、社長は疲れ切った表情で話し始めました
「最高利益の報告をした翌日に、社員からパワハラの相談がありました」
「その翌日、セクハラの相談まで来たんです」
まさかのダブルハラスメントでした
自分の会社に限って...
過去最高利益の喜びは、一瞬で吹き飛んでしまったそうです
加害社員は二人とも成績優秀な社員
普段、社長に見せる顔は良い社員の顔です
信じられない...
しかも、それぞれ家族を養っている立場でした
「なんてことをしてくれたんだ……。」
会社を守らなければならない
被害を受けた社員を守らなければならない
加害社員への対応もしなければならない
取引先への影響も考えなければならない。
怒りと情けなさで頭に血が上り
血圧も上がり、診療を受けたと話してくださいました
しかし、そのご報告を聞いた時、私は直感しました
「この会社はもっと良くなる」
もちろん、ハラスメントが起きたことが良いという意味ではありません
これまで表に出ていなかった問題が
このタイミングで表面化したからです
会社が苦しい時は、売上や資金繰りに追われ人の問題まで十分に目を向ける余裕がありません
しかし、経営が安定し始めたからこそ、本当に向き合うべき課題が見えてきたのです
私はこれまで、多くの社長の方を見てきました
会社が次のステージへ進む前には、こうした問題が表面化することが少なくありません
問題に気づけることは、決して悪いことではなく
むしろ、会社がさらに強くなるための大切なタイミングなのです
では、この社長はダブルハラスメントにどのように向き合ったのでしょうか
感情に振り回されることなく、会社を守るためにどんな判断をしたのか
そして、その後の経営はどう変わっていったのか
後編でお伝えします
最後までお読みいただき
ありがとうございました
