「辞めてもらうべきか…」信じていた社員の着服に苦しんだ社長(実例7)
こんにちは
経営者専門メンタルパートナーの翡翠です
これは実在のご相談者様のお話です
*ご本人様の許可を得て書いています
この社長が最初にご相談に来られた理由は、社員の着服ではありませんでした
売上はあるものの、毎月のアップダウンが激しく、経営が安定しないことが一番のお悩みでした
私は経営コンサルタントではありませんが、私の経験も含めて社長の心の状態が経営や売上に影響する場面を数多く見てきました
そのため「心と思考」の視点からサポートをさせていただくことになりました
*続きは番外編でご紹介します
セッションを重ねる中で
会社のこと、人間関係のことを
一つひとつ整理していた最中に緊急セッションのお申し込みがありました
「実は、こんなことがあったんです……」
と話してくださったのが、この出来事でした
創業間もなくから、事務的な仕事を一手に引き受けてくれていた社員さんが、会社のお金を着服していたことが分かったのです
当初は売上を上げることに必死で、経理や事務にまで気が回らなかったそうです
だからこそ、その社員さんの存在は本当にありがたかった
着服金額は幸い多額ではありませんでしたし、他の社員さん方にも、まだ知られていない状況でした
しかし、金額の問題ではありません
信頼していた社員による着服という事実が、社長の心を深く傷つけました
任せ切っていた自分が悪かったのか……
それとも、一時的に魔が差しただけなのか……
創業当初から苦楽を共にしてきた社員さんだっただけに、頭の中は混乱し、何が正しい判断なのか分からなくなっていたそうです
辞めさせるべきなのか……
もう一度チャンスを与えるべきなのか……
厳しく処分しなければ、他の社員さんに知られた時に組織の規律が乱れるかもしれない
一方で、長年会社を支えてくれた社員さんを簡単に切り捨てることもできない
ご相談中、何度ため息をつかれたことでしょう
本当に苦しそうでした
何度か継続してご相談にいらっしゃる中で、少しずつ心と思考のバランスが整い、感情だけで判断するのではなく、会社として何を守るべきなのか、社長として何を大切にしたいのかを冷静に考えられるようになっていきました
そして、本人の反省の色も濃く、創業当初から会社を支えてくれたこれまでの貢献も考慮したうえで、もう一度チャンスを与える決断をされました
もちろん、以前と同じ状態に戻したわけではありません
「人を責める」のではなく
「魔が差さない仕組みをつくる」
そう考え、管理体制やチェック体制を見直したのです
人は弱いものです
だからこそ、人の善意だけに頼るのではなく、問題が起きにくい仕組みをつくることも、社長の大切な仕事なのだと思います
社長は売上や資金繰りだけでなく、人間関係や信頼の問題にも日々向き合っています
そして、その出来事は経営だけでなく、社長自身の心にも大きな影響を与えます
だからこそ、心と思考を整理し、感情に振り回されず判断できる状態をつくることが、結果として経営にもつながると私は考えています
もし一人で抱え込んでいるお悩みがありましたら、お試しセッションで安心してお話しください
匿名でのお申し込みもOKです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
