なぞなぞの答えです ☆JK、不倒幸子さんのうけたいじめだとおお? 編☆

「わかったよ。あいつはこう言いたかったんだ。ダメージ⇒傷んだ⇒居たんだとね。不登校だった君をあざ笑うようにね!」

「……あ」

 不倒さんの目が見開かれる。

「つまり、その子たちは

『ダメージ』

と言っていたんじゃない」

「……」

「居たんだ? と言いたかったんだよ」

「そんな……勇気を出したのにそんな言い方……」
不倒さんのほほを涙が伝う。

「もう許せない! 不倒さんも来るか? 文句を言ってやる」

「でもずっと休んでいたのは事実です」

「その楽な位置から一歩踏み出した君をまた戻そうとしたんだ! そんなのだめだ」

「おじいさん……」

「そこはおじさんで!」

「すいません」

「付いて来て! バシッと言ってあげるから。もし逆らうようならこのブルーソードの錆にしてくれるわ!」

「暴力はいけませんよ」

「分かってるって。論理的思考で完全論破する!」

「じゃあ私はおじさんが暴走しないように見張っていますね」

「ああ、いくぞ!」

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「この学校だね? 何組?」

「1-7です。あ、今丁度休み時間ですよ」

「よし! うおおおおおお」
ガラガラガラ

「うわっ誰だ? この帽子野郎!」

「意自目愛之介だな? わたしは魔技者だ」

「何の用だ?」

「君は不倒さんをいじめただろう? 聞いているぞ! ダメージを何度も言っていたって聞いたぞ。不登校で久しぶりに来た彼女に対し、傷んだ⇒居たんだと言いたかったのだろ? どうなんだい?」

「ああ、言ったさ」

「そうだ! そして周りもそれにつられて居たんだを連呼して苦しめたんだろ? 寄ってたかっていじめるなんてどうなんだ?」

「あんたそんな魔法使いみたいな帽子被って非常に賢そうなのに何もわかってないんだな」

「な、なにい?」

「確かにダメージは居たんだと訳すことも可能だ。だが僕は連呼したんだよ?」

「それがなんだ! 居たんだを何回も言って苦しめたってことだろ! 最低だよ」

「連呼したら居たんだとは聞こえなくならないかい?」

「……え?」

「そうだ。確かに傷んだの英語であるダメージを言った。だが単発じゃないからこういうことが起きる」

「え? ダメージ連呼で……あ。ま、まさか」

「気づいたかい? そう、傷んだを連呼したということになる。するとどうなるか?」

「いたんだいたんだいたんだいたんだい……短大? いや……待てそんなまさか……」
魔技者は、そこで急に口を閉ざした。教室の空気が、ぴんと張り詰める。

「不倒さん」

「は、はい」

「君は……どう感じた?」

「どう……?」

「傷ついたか? それとも」
魔技者は、意自目愛之介の方を見た。

「傷ついては……でも恐怖を感じました」

「……最初は、怖かったです。でも……みんな優しい感じで連呼している様な……」

「そうだろう。おじさんの言おうとしていることは分かるよ。でも考えが足りなかっただけなんだよ」

「集団で詰め寄るのはいけないだろう?」

「確かに。だが違うんだ。よく考えてくれ。連呼していく内に別の言葉に変わるんだ。傷んだを何回も言うと短大、そしてもう一つ、大胆。この二つの単語が現われる。これがどういう意味かわかるかい?」

「ま、まさか……」

「そう、久しぶりに来た不倒さんはいなくなる前とは段違いにスリムになっていたんだよ。そう、絶世の美女になっていた。垢ぬけていてそして大人の女性に進化していたんだよ。だから高校生の僕たちは一つ上のランクの人、つまり、短大生みたいだ、と感じたんだ。しかも胸を強調する大胆なファッションだったんだ。こんなのを見たら大胆だなあと思ってしまう。
つまり僕たちは彼女を褒めていたってことさ。だからあんたの指摘は言いがかりってことになるんだよ」

「そ、そんなあ……でもそうだ。何回も同じことを言うと別の言葉に聞こえる場合がある。

『増田』

という人名を連呼するうちに、

『騙す』

に代わってしまうみたいな」

「そうだ」

「そ、それを君が

『ダメージ』

と言った瞬間に周りの子達も理解し、大勢で彼女をほめたたえたということなのか? 彼女は自分と同じ高校生とは思えない。まるで短大生みたいで大胆な女子だということを!!」

「そうだよ」

「ご、ごめんなさあああああい」

「あ、あの魔技者さん……なんかごめんなさい」
キラキラキラ⭐
いつのまにかスターの様なオーラを放っている不倒さん。

「そういえば確かに絶世の美女だと思ったんだよなあ」

「考えて見れば私、休んでいる間、毎日欠かさずウォーキングやストレッチをしていて、健康的な食生活を心がけていたんです。その効果が思った以上にでてしまったのですね」
キラキラリン

「こっ、この学校は、謙虚で人の変化をしっかりと見定める力があり、それを素直の褒めることが出来る素晴らしい生徒が多く所属するスッゲエ場所だったんだ。そして、紛らわしかったけれどもォォオオオオォ? いじめは……無かったあああああああ!!」

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ということで正解はダメージ⇒傷んだ⇒居たんだと馬鹿にしていたのではなく、ダメージを連呼している状況で日本語に変えていたんだという言葉を連呼すると聞こえ方が変わるという性質を利用し、久しぶりに見た不倒さんを、

『大胆』

な服装の人で、自分たちより少し大人の雰囲気を醸し出している

『短大』

生みたいだと褒めていたということです。大胆も短大も居たんだに比べれば誉め言葉っぽい感じになりかねますよね? そう思って下さるとうれしいです。
納得いかない結末かも知れませんがお許しください。

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