Excelが重いときにすべきこと10選
Excelが重くなる具体的な原因と、それぞれの原因に対する詳細な対策を解説します。
1. 不要なデータの削除
原因:
不要な行や列が多すぎると、Excelのパフォーマンスが低下します。
対策:
データのクリーニング: 使用していない行や列を削除します。
重複データの削除: データの重複を削除し、データ量を減らします。
ファイルの圧縮: Excelファイルを定期的に圧縮することで、ファイルサイズを減らし、読み込み速度を向上させます。
2. フォーマットの見直し
原因:
過剰なフォーマットは、Excelの動作を遅くすることがあります。
対策:
シンプルなフォーマットの使用: 必要最低限のフォーマット(色、フォント、罫線)にする。
スタイルの一貫性: 一貫したスタイルを使用することで、Excelが異なるスタイルを管理する負荷を減らします。
条件付き書式の最適化: 不要な条件付き書式を削除し、必要な部分だけに適用します。
3. 計算式の見直し
原因:
複雑な計算式や多数の配列数式は、Excelの計算時間を増加させます。
対策:
計算式の簡略化: 複雑な計算式を簡略化し、必要に応じて段階的に計算を分割します。
配列数式の最適化: 配列数式を必要最低限にし、可能ならば他の方法で計算を行います。
自動計算の一時停止: 大量のデータを編集する場合、一時的に自動計算を手動に切り替え、編集が終わったら再度自動計算に戻します(数式タブ → 計算オプション → 手動)。
4. フィルタやピボットテーブルの見直し
原因:
過剰なフィルタやピボットテーブルの使用は、Excelのパフォーマンスに影響を与えることがあります。
対策:
不要なフィルタの削除: 必要なフィルタだけを残し、不要なフィルタを削除します。
ピボットテーブルの最適化: ピボットテーブルのデータソースを最適化し、必要なデータだけを使用するようにします。
5. 使用していないアドインの無効化
原因:
多くのアドインが有効になっていると、Excelの起動や動作が遅くなることがあります。
対策:
アドインの管理: [ファイル] → [オプション] → [アドイン] で、使用していないアドインを無効にします。
6. Excelのバージョンの確認と更新
原因:
古いバージョンのExcelには、パフォーマンスの問題が含まれていることがあります。
対策:
最新バージョンへの更新: 定期的にExcelを最新バージョンに更新し、パフォーマンス向上やバグ修正の恩恵を受けます。
7. 仮想メモリの設定
原因:
システムの仮想メモリ設定が不適切だと、Excelのパフォーマンスが低下することがあります。
対策:
仮想メモリの最適化: システム設定で仮想メモリのサイズを最適化します。
8. 大規模データの分割
原因:
大規模なデータを一つのシートやファイルにまとめると、Excelの処理能力が限界に達することがあります。
対策:
データの分割: 大規模なデータを複数のシートやファイルに分割し、負荷を分散させます。
9. 定期的な再起動
原因:
長時間の使用により、メモリリークやキャッシュの蓄積が原因でExcelが遅くなることがあります。
対策:
再起動: 定期的にExcelやPCを再起動して、メモリをリフレッシュします。
10. ハードウェアのアップグレード
原因:
PCのハードウェア性能が不足している場合、Excelのパフォーマンスに影響を与えることがあります。
対策:
メモリの増設: RAMの増設により、Excelの処理能力が向上します。
CPUの性能向上: 高性能なCPUを搭載することで、全体的なパフォーマンスが向上します。
SSDの使用: ハードディスクドライブ(HDD)からソリッドステートドライブ(SSD)に切り替えることで、ファイルの読み込み速度が大幅に向上します。
これらの対策を実行することで、Excelの動作が軽快になり、効率的に作業を進めることができるようになります。
次に基本的なチェック事項を3つ紹介します。
No.3: Excelの再起動・PCの再起動

意外と簡単なこの方法ですが、Excelやパソコン自体の再起動は驚くほど効果的な場合が多いです。長時間Excelを使用していると、キャッシュや一時ファイルが溜まってくることがあり、それが原因で動作が遅くなることも。再起動することで、そのような一時ファイルをクリアし、リフレッシュした状態で作業を再開することができます。
No.2: 不要なセル、シート、オブジェクトの削除
Excelのファイルサイズが大きくなると、その分処理に時間がかかります。特に使っていないセルやシート、画像や図形などのオブジェクトが多数存在すると、ファイルが重くなりがちです。
使っていないセルを削除すること、不要なシートを削除すること、そして、必要のないオブジェクトを取り除くことで、ファイルサイズを削減し、動作を軽快にすることが期待できます。
No.1: 計算オプションの変更
そして、最も効果的な方法が「計算オプションの変更」です。Excelには自動でセルを再計算する機能がありますが、大量のデータや複雑な計算をしている場合、この自動再計算がパソコンの動作を遅くする大きな要因となります。
「ファイル」→「オプション」→「数式」の順に選択し、計算オプションを「手動」に変更することで、計算は必要な時だけ行われるようになります。これにより、作業中のスムーズな動作が実現できます。
以上、Excelが重くなった際の対処法3選をご紹介しました。次回も皆様のビジネスライフをサポートする情報をお届けしますので、お楽しみに!
おまけ付録: Excelが重い時の追加対処法
マクロの最適化: もしExcelにマクロを組み込んでいる場合、そのマクロの処理が重たくなっている可能性があります。マクロのコードを見直し、不要な処理を取り除く、ループの最適化などを行うことで、動作の軽快化が期待できます。
条件付き書式の見直し: 条件付き書式は見た目にはわからないかもしれませんが、多数の条件を設定していると、それが動作の重さに繋がることがあります。使用している条件付き書式を見直し、必要最低限の設定にすることで動作の向上が期待できます。
外部リンクの確認: Excelには外部のファイルやデータベースへのリンク機能がありますが、これが原因で動作が遅くなることがあります。リンク先のファイルやデータベースが存在しない、あるいはネットワーク経由でのアクセスが遅い場合など、外部リンクの問題を確認・解消することで、動作が向上する可能性があります。
Excelのアドインを確認: Excelには多数のアドインが存在し、それを利用して便利な機能を追加することができます。しかし、中には動作を重くするアドインも存在します。不要なアドインを無効化することで、動作の軽快化が期待できます。
これらの追加の対処法も、Excelの動作が重い場合の原因や状況によっては大変効果的です。一つ一つ試してみることで、より快適なExcel環境を手に入れることができるでしょう!
