見出し画像

Wordが重すぎて文字入力すらもたつく人へ。今すぐ試せる5つの高速化設定

Wordで文字を入力するたびにワンテンポ遅れる。スクロールがカクカクする。ファイルを開くだけで何十秒も待たされる。こんな状態では、文章を書く気力も失せますよね。

この記事では、Wordの動作を軽くするための設定を5つに厳選してまとめました。どれも数クリックで変更できるものばかりです。上から順に試してみてください。

設定1:ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする

最も効果が出やすい設定がこれです。本来はGPUを使って描画を高速化する機能ですが、環境によっては逆効果になることがあります。

設定方法

「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」を開きます。

「表示」セクションまでスクロールし、「ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする」にチェックを入れます。

「OK」をクリックしてWordを再起動してください。

これだけで、スクロールや文字入力のもたつきが劇的に改善することがあります。特に、グラフィックドライバーが古い場合や、オンボードGPUを使っている場合に効果的です。

設定2:リアルタイムの共同編集機能をオフにする

Microsoft 365を使っている場合、OneDriveやSharePointに保存したファイルは自動的に共同編集モードになります。この機能がバックグラウンドで常に通信を行い、動作を重くしていることがあります。

設定方法

「ファイル」→「オプション」→「全般」を開きます。

「リアルタイムの共同編集」セクションで、関連する設定のチェックを外します。バージョンによっては「共同編集」や「自動保存」に関する設定があります。

共同作業が不要なファイルは、ローカル(自分のパソコン)に保存して編集することでも同様の効果が得られます。OneDriveから一度ダウンロードして、ローカルで編集し、完了後にアップロードする運用です。

設定3:自動スペルチェックと文章校正をオフにする

Wordは入力中にリアルタイムでスペルチェックと文章校正を行っています。便利な機能ですが、長い文書では処理が重くなる原因になります。

設定方法

「ファイル」→「オプション」→「文章校正」を開きます。

「Wordのスペルチェックと文章校正」セクションで、以下の項目のチェックを外します。

「入力時にスペルチェックを行う」 「自動文章校正」 「入力時に文章校正を行う」

文章を書き終えた後に「校閲」タブから手動でスペルチェックを実行すれば、誤字脱字の確認はできます。リアルタイムで赤い波線が表示されなくなるので、見た目もすっきりします。

設定4:アドインを無効にする

インストールされているアドインが原因でWordが重くなっていることがあります。特に、サードパーティ製のアドインは動作に影響を与えやすいです。

設定方法

「ファイル」→「オプション」→「アドイン」を開きます。

画面下部の「管理」で「COMアドイン」を選び、「設定」をクリックします。

表示されたアドインの一覧で、不要なものはチェックを外して「OK」をクリックします。

どれが不要かわからない場合は、一度すべてのチェックを外してWordを再起動し、動作が改善するか確認してください。改善した場合は、一つずつチェックを戻して原因のアドインを特定できます。

設定5:下書き表示で編集する

Wordの通常の表示モード(印刷レイアウト)は、ページの区切りや余白、ヘッダー・フッターなどを常に描画しています。これが動作を重くする原因になることがあります。

設定方法

「表示」タブを開き、「下書き」をクリックします。

下書き表示では、ページの区切りが簡略化され、画像やグラフィックも簡易表示になります。文章の入力や編集に集中したいときは、この表示モードが最も軽快です。

最終的なレイアウトを確認したいときだけ「印刷レイアウト」に戻せばOKです。

さらに効果を出すための追加設定

5つの設定を試しても改善しない場合は、以下も確認してみてください。

フォントの埋め込みをオフにする

「ファイル」→「オプション」→「保存」を開き、「ファイルにフォントを埋め込む」のチェックが入っていれば外してください。フォントの埋め込みはファイルサイズを大きくし、保存時の処理も重くなります。

バックグラウンドでの印刷をオフにする

「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」の「印刷」セクションで、「バックグラウンドで印刷する」のチェックを外します。印刷中もWordを操作できる便利な機能ですが、メモリを消費します。

最近使ったドキュメントの表示数を減らす

「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」の「表示」セクションで、「最近使ったドキュメントの一覧に表示するドキュメントの数」を小さい数値(5程度)に変更します。起動時の読み込みが速くなります。

アニメーションをオフにする

「ファイル」→「オプション」→「簡単操作」で、「Officeのアニメーションを表示する」のチェックを外します。見た目の滑らかさは減りますが、動作は軽くなります。

ファイル自体が重い場合の対処

設定を変えても特定のファイルだけ重い場合は、ファイル自体に問題がある可能性があります。

画像を圧縮する

ファイルに貼り付けた画像が大きすぎると、動作が重くなります。

画像を選択し、「図の形式」タブの「図の圧縮」をクリックします。「この画像だけに適用する」のチェックを外し、解像度を「Web(150ppi)」や「電子メール用(96ppi)」に下げてください。

変更履歴を確定する

変更履歴が大量に残っていると、Wordはすべての履歴を管理するために処理が重くなります。

「校閲」タブの「承諾」→「すべての変更を反映」で、変更履歴を確定させてください。

新しいファイルに内容をコピーする

長年使い続けているファイルは、目に見えないゴミデータが蓄積していることがあります。

新しい空のWord文書を開き、重いファイルの内容をすべて選択(Ctrl+A)してコピー、新しいファイルに貼り付けてみてください。これだけで軽くなることがあります。

Officeの修復も試す価値あり

設定を変えても改善しない場合は、Office自体に問題がある可能性があります。

Windowsの「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」からMicrosoft 365(またはOffice)を選び、「変更」をクリックします。

「クイック修復」を実行し、それでも改善しなければ「オンライン修復」を試してください。

まとめ

Wordの動作を軽くする最も効果的な設定は以下の5つです。

ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする。リアルタイムの共同編集機能をオフにする(またはローカルで編集する)。自動スペルチェックと文章校正をオフにする。不要なアドインを無効にする。下書き表示で編集する。

これらの設定を変更するだけで、文字入力のもたつきやスクロールのカクつきが大幅に改善するはずです。数分でできる設定ばかりなので、ぜひ試してみてください。

この記事が、Wordでの快適な執筆環境づくりに役立てば幸いです。

いいなと思ったら応援しよう!