【番外編】10年後のマック会議
ソフトボール部シリーズをお読み頂き、ありがとうございます
この記事を書いていたら急に【あの日のマック】に行きたくなり、10年振りに訪れました
この番外編はその日の【偶然】を綴っていきます
約10年振りに訪れた【あの日のマック】
僕の注文は未だにエグチ。
(相変わらず大好きだ!←どうでもいい)
この日のマックには某ソフトボール部でお世話になった学校の生徒が数名――
その中に1つの団体がいた
「(あのカバンは…ソフト部だ!)」
僕は気づかれない距離の席に腰を降ろした
「(って、気づかれた所で知り合いはもういないんだけど)」
部活の意見を言い合っている様子
「ここをもっとこうした方が…」
「次の相手が…」
「ここと、クールダウンも見直して…」
なんと、マック会議が継続していた
しかも…全員”エグチ”!!
なんかよく分からない感動が込み上げていた
そして、一人の女性がその輪に加わった
「監督!お疲れ様です!」
「「「お疲れ様です!」」」
「皆んなお疲れ様。ウォーミングアップ修正してみたけど、どうかな?」
監督と言われていたその女性…
よくよく見るとあの頃のキャプテン!?
スポーツに関わりたいって言ってたもんな。
夢、叶えたんだ
「前までのウォーミングアップは以前トレーナーで来てくれてた人が教えてくれたんだけど…今の練習時間には合わないの。だから修正してみたんだけど、みんなの意見聞きたかったんだ。」
「体を作るには良かったんだけど前のアップは長くて…」
「そうそう、それで練習お腹いっぱい」
「新しいアップの方が今に合っていると思いますよ」
…ちょっとディスられた
でも、良いね。こういうの。
監督だけじゃなくて生徒を巻き込んで、さすがキャプテンだよ
でも…まぁ確かにそうだよな。
今と昔じゃ練習時間やグラウンドの使用時間も決められてるから、ガラッと変えなきゃいけないよな
折角だから、僕だったらどうするか…考えてみるか
【今ならこう考える!】
当時は練習時間もかなり長く、
あの頃はまだウォーミングアップに40分費やす事が出来た
それが可能な時代と環境があった
でも、今の公立高校の現場では、それは贅沢すぎる。
練習時間は限られ、グラウンドの使用制限もある。
だから、もし、今ウォーミングアップを作るなら…
「時間がないなら、“必要な順”で、“必要なだけ”やるアップにしよう」
【アップ:10〜15分Ver.】
① 0〜2分:グラウンドに入ったら即ダイナミック始動
例:その場ランジツイスト/ニーアップツイスト/フロントキック+リーチ
目的:関節可動域 × 中枢神経起動
② 2〜4分:モビリティ要素(スパイダーウォーク系)
例:WGSまたはスパイダーウォーク+ヒップオープナー
目的:股関節・胸郭・脊柱周囲の連動性強化
③ 4〜6分:アクティブ・ラダーやラインドリル(テンポ重視)
例:スキップ系/サイドシャッフル系/ステップイン・アウト etc.
意図:心拍とリズム、アジリティの滑り出しに火を入れる
④ 6〜8分:リアクティブ(対人 or ランダム要素)
例:合図ジャンプ/色・音での反応ドリル
可能なら選手同士ペアで“反応系”ミニゲームも
目的:認知・判断・集中力を起動する
⑤ 8〜10分:スポーツ動作のウォームアップ
例:ソフトボールなら軽めのスローイング動作/ステップキャッチ等に自然移行
目的:「アップと練習の区切り」を曖昧にして滑らかに本練習へ
「時間がない時代にこそ“構造”が命」
昔は“量”で温めていた体を、今は“構造”で立ち上げる。
時間が足りないのは誰も同じ。でも“アップが雑”なのは、言い訳にすぎない。
「よし、じゃあ最後に伝えたいのは…」
「練習後のマックはエグチ一択!みんな分かってて偉い!」
「うわっ出た…エグチ監督だ」
「何か言った?」
「何も言ってませーん!」
エグチ愛。これもまた健在でした。
僕はそっとマックを後にした
…
自分が関わる事が出来た選手が夢を叶える
それは非常に喜ばしい
何もプロスポーツ選手になって欲しい訳では無い
色んな事に”負けない”人になって欲しい
考え方は1つじゃない
正解も1つとは限らない
真剣にスポーツと向き合うと必ず壁にぶつかる
そんな時に負けない気持ち――
色々考えて行動出来る強さ――
そして――
支えてくれる人になって欲しい。
それが、僕がトレーナーとして子供達に関わっている想いです
