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百合の綺麗事【あなたの詩を歌わせてください】

友の命が消えた経験はない
人の死と出会いは数える程度
なんて恵まれている事だろう

けれど
私は知らないままだ
痛みや悲しみ悔しさを
後悔を

いってきますの挨拶が
永遠の別れの言葉になった
そんな言葉をテレビで聞いて
私の心は優しくなった

けれど私は知らないままだ
無くした欠片が
はまらぬままの人が居ることを

時が癒やすことが出来ない事が
確かにこの世にある事を

私は何も出来はしない
死にたい気持ちは芽生えども
何もできずにやり過ごす

私はこれしか出来ない
祈り
鎮魂願う事

知らぬ事は
痛いこと
知らぬ事は
残酷な事

励ます言葉が
無力なら
私は側に居たいです

痛みを知る人
知らぬ人
そこに隔たりあって良いの?

私が生まれ変わるなら
もう人間はごめんです
言葉があっても
いざと言う時
チープだから

だから私は風になって
草になって
空気になって

気づかぬけれど
側にいる
そんな存在に
なりたい

綺麗事ではない
ものを
私は
言えぬ人だから


〜終〜


こちらの企画に参加させて頂きました。

大橋ちよさん
生死感。思っていても言葉にするのは難しかったです。
お題に沿っている事を願います。

よろしくお願いします。

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