マリンバを学ぶなら聞いとくべき?「マリンバ以外」のスター5人☆

こんにちは!

前回の記事が多くの方に読んでいただき、嬉しい反響をいただきました。ありがとうございますm(_ _)m今回もその流れを受けて、少し似たテイストのテーマでお届けしたいと思います😁


今回は――「マリンバを弾く人なら、一度は聴いておきたい“マリンバ以外”の鍵盤打楽器奏者」をご紹介します✌


マリンバという楽器は、いまではソロ楽器として確固たる地位を築いていますが、そこに至るまでには長い歴史があります。とくに忘れてはならないのが、シロフォン(と木琴)の存在です。現在のマリンバの発展の土台には、シロフォンの歴史がありました。(もっとも、当時は「シロフォン」と「マリンバ」の区別が今ほど明確ではなく、構造も時代によって揺れ動いていたのですが…)


そしてもうひとつ、マリンバの“兄弟”ともいえる楽器がヴィブラフォンです。
ジャズの世界で発展したヴィブラフォンは、クラシックを中心に進化してきたマリンバとは異なる道を歩みながらも、奏法や音楽的表現の面で互いに影響を与え合ってきました。音色も役割も違うのに、どこか通じ合う――そんな関係性がとても興味深いのです。


シロフォンとヴィブラフォン



どちらの世界にも、時代を切り拓いてきた素晴らしい奏者が数多く存在します。


本当はもっと紹介したいところですが……今回も「泣く泣く😭」絞りに絞って、5人に厳選しました。


もちろんこの記事も、「必ず聴くべき!」と押しつけるものではありません🖐️

マリンバという楽器をより深く味わうための“寄り道”として、「こんな奏者もいるんだな」と気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。


それでは、さっそくご紹介していきましょう❗




ジョージ・ハミルトン・グリーン
George Hamilton Green 1893〜1970


マリンバが普及する前、欧米で使われていたのはシロフォンでした。と言ってもマリンバとの区別は曖昧でしたので、木琴と言ったほうがいいかもしれません。ヨーロッパでも木琴自体の歴史は古いのですが、ロマン派初期にクラシックにも使われるようになり始めました。

19世紀の終わり頃に木琴は軍楽隊(吹奏楽)、ヴォードヴィル(コメディーショー)、やがてアニメの音楽やラグタイムに使われます。そんな中、現在も音源が聴ける中でもっとも古いスター⭐️がグリーンさんです。現在のソロマリンバ音楽の始祖と言ってもいいと思います!初期のディズニー映画のシロフォンも彼なんですよ🎥マレットソリストの原点です!グリーンさんは11歳のころには「世界最高の木琴奏者!」なんて言われていて、ご兄弟も音楽が達者でした。演奏だけでなく、作曲、即興、教則本の執筆、楽器の開発…など打楽器界、音楽界に多大なる貢献をなさいました!



平岡養一

1907〜1981


平岡さん
は日本のパイオニアで、朝吹英一さんと2人で日本の木琴会を立ち上げ、引っ張っていらっしゃいました。全ての日本人マリンバ奏者の先生を辿るとお二人に辿り着くぐらいです!(朝吹さんはマリンバも弾かれたので今回は深追いしません)

平岡さんはグリーンさん世代の木琴をレコードで聴いていて、憧れていました。胸を高鳴らせてアメリカに行くと、実はシロフォンの音楽は全盛期を過ぎていて、残っているのはショーで曲芸に使われているもの…平岡さんはとても失望されたそうです。

平岡さんは主にクラシック音楽を演奏し、自分の夢見た芸術性の高い演奏をしようとアメリカと日本で活躍されました。アメリカのラジオでも演奏し、その演奏は全米の子供たちが聴いていました。さらにカーネギーホールで日本人として初めて独奏者として演奏。日本でも多くのレコードを録音しました。実は2本マレットでヴァイオリンやオーケストラの名曲を弾く文化は、日本が断トツで盛んなんです!それは平岡さんと朝吹さんがクラシック音楽を通じて木琴の芸術性を追求し続けたおかげなんですね。もちろんオリジナル曲も求めて、いくつかの楽曲を委嘱なさいました。日本が誇る世界のヒラオカです!



ライオネル・ハンプトン

Lionel Hampton 1908〜2002


続いてはヴィブラフォン奏者です!シロフォンが先輩ならヴィブラフォンはマリンバの兄弟みたいなものですね。マリンバと誕生した時期も経緯も被る所が多いんです。

ハンプトンさんはドラムとシロフォンを習っていました。数年後にはドラマーとして活躍していましたが、ある時ルイ・アームストロングのレコーディングに呼ばれ、スタジオにたまたまヴィブラフォンがありました。それを弾いたことでジャズ・ヴィブラフォンの歴史が始まったのです!ジャズ・ヴィブラフォンの創始者でもあり、ヴィブラフォンという楽器を世間に認知させ、加えて人種の垣根を越えて、白人のバンドでも演奏するという当時画期的な事をしたジャズ界のレジェンドなんですよ

ハンプトンさんの魅力はなんと言っても「ごきげんなリズム!」ではないでしょうか?初期〜スウィングのジャズで主に活躍しました。ドラム仕込のバツグンのリズム感は思わず体が動き出したくなります!ソロもとってもアグレッシブで演奏からソウルが伝わってくるようです!




ミルト・ジャクソン

Milt Jackson 1923〜1999


ジャクソンさん
は最も有名なジャズ・ヴィブラフォニストと言ってもいい人物かと思います✌

彼はモダンジャズ時代に活躍した人で、数々のジャズレジェンドと共演しつつ、自身もMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)を組み、多くの名演、名盤を残しました。ヴィブラフォンを越えて、ジャズメンとして今でも多くのリスナーに愛されています♥️

ハンプトンさんがリズムの人だとしたら、ジャクソンさんは歌の人と言えばいいでしょうか…

鍵盤奏者にとって楽器を歌わせると言うのは難しく、永遠の課題ですよね?ジャクソンさんはヴィブラフォンを「歌わせる」方向へ大きく進化させた人でした。そのとろけそうなメロディ…堪らないですよね!でありながらとても個性的で、当時引く手あまただったのも頷けます。ジャズ・ヴィブラフォンの巨人をぜひチェックしてください!



ゲイリー・バートン

Gary Burton 1943〜


バートンさん
以前のジャズ・ヴィブラフォンというのは通常、ヴィブラートをかけて、2本マレットで演奏するものでした。誤解の無いように言うと、様々な理由でヴィブラートをかけない事はあったし、バッキングの時4本持つことは以前からも行われていました。でも自分のソロの時は2本マレットでやるのが普通だったんです。

バートンさんは、ノンヴィブラートで常時4本マレットを持つということを広めた、パイオニアなんです😯技術面ではバートングリップ、ピボットストロークなどを広めました。それらはマリンバにも多大な影響を及ぼしています。他にもヴィブラフォンで行うバッキング、ダンプニング(ミュート)などもググっと進化させました💪

もちろんジャズメンとしても一流で、多くのジャズレジェンドとの共演し、ジャズで名高いバークリー音楽大学で教鞭を取り、7回もグラミー賞を受賞。そのクリーンな音色は世界を魅了しました🥰



終わりに…


いかがでしたでしょうか?もちろん偉大な奏者は沢山いますが、歴史を学ぶとっかかりになったら嬉しいです!マレット万歳🙌

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