60歳。「そんなにおばあちゃんじゃないよ」No.209
60歳になった。
でも、不思議なくらい「シニアになった」という感覚はない。
50代の続きを、そのまま歩いている感じ。
そんなことを思っていたら、毎朝ラジオ代わりに流しているYouTubeで、リベ大の両学長が紹介していたマイナビの調査を思い出した。
60代、70代が働く理由は「お金が足りないから」だけではない、という話だった。
健康のため。
生活リズムを整えるため。
社会とのつながりのため。
「ああ、なんかわかるなあ。」
それが最初の感想。
同時に、「私もそういう年代になったんだな」と気づかされる。
今パートで働いている。
1日4時間、週5日。
パート代でNISAを続ける。
鍼灸へ行く。
美容院へ行く。
コンタクトレンズを買う。
生活は、夫が元気に働いてくれているおかげで困ってはいない。本当にありがたい。
息子二人の大学費用も終わり、今は自分で働いたお金を、自分のために気持ちよく使えるようになった。
時には誰かにプレゼントをしたり、
「今日は私が払うわ。」
と言えたりもする。
大きなお金ではない。
でも、自分で働いて得たお金には、やっぱり特別なうれしさがある。
だけど、それだけじゃない。
毎日起きて、
仕事へ行き、
体を動かし、
人と話して、
「お疲れさま。」
と言って帰る。
たった4時間のパートだけれど、その4時間が毎日のリズムを作ってくれる。
人とのつながりも、健康も、一緒に運んできてくれる。
若い頃は、『仕事は生活のためにするもの』って思っていた。
20代の息子たちも、「仕事を辞めたら、好きなだけ寝て好きなことをしたい」と言っている。
私もきっと、あの頃、同じことを思ってたかもな。
でも60歳になった今は違う。
もちろんお金は大事。
でも、社会とのつながりがあるから働ける。
そう思うようにもなった。
だから今の職場で、「働ける間は働いていいよ」と言ってもらえていることが、本当にありがたい。
65歳になったら年金を受け取りながら、今と同じように無理なく働けたら、それが一番理想。
60代って、昔はもっと「老後」というイメージだったけど、
実際になってみると、そんな感じはしない。
まだまだ50代の延長。
新米シニア。
職場では50代みたいな顔をして、今もしれっと働いている。
「60歳になったの!」
なんて、わざわざ言っていない。
年齢なんて、言わなければ案外わからない(笑)。
だから、このままでいい。
働けるうちは働いて、
できることを楽しみながら働く。
それが今の私には、ちょうどいい感じ。
そして、本当はこれが一番言いたい。
60歳。
そんなにおばあちゃんじゃないよ。

