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ウォーレン・バフェット氏の受難

世界一の投資家と言われ、過去フォーブスの世界長者番付でも1位になり、直近でも5位にランクされているウォーレン・バフェット氏。

短期売買やウォール街のやり方に距離を置きオマハの賢人と世界中の投資家からリスペクトされている。高校生でも名前くらいは聞いたことがあるはずだ。

新NISA開始に伴い投資界隈が盛り上がる中、そのバフェットの名前を引用し商売に結び付けようとする広告や宣伝を目にすることが多くなった。

例えば87歳で18億の資産を築いたトレーダーを「日本のバフェット」とキャッチコピーをつけて書籍にしている。

しかしバフェットはトレーダーではないし、むしろ短期売買に否定的だ。またその資産は15兆円以上で比べるべくもない。
(この人や投資手法を否定しているワケではない)

また投資雑誌が、バフェットが日本の大手商社株を購入したことで彼が次に買いそうな企業を予想し銘柄推奨していたりするが、よく見るとその予想とバフェットの好みは全く一致していない。

他にもバフェットは米国株の株価指数であるS&P500への投資を推奨しているが、日本人に当てはまる話ではないと自社のセミナーに勧誘したりする広告もある。

バフェットは米国と日本を含めた世界一の投資家であって、日本人で彼を超える投資家は存在しないにもかかわらずだ。

広告や宣伝は情緒的なものもあれば、都合のよい数字だけを切り取っていることもあるが、正しい知識を持って論理的に考えれば矛盾点に気づくようなものばかりだ。

投資の知識云々の前に、論理的な思考力を身に着けて欲しい。
そうでないと、投資以外でもカモにされる懸念がある。

おそらく日本だけでなく世界中のあらゆる国でバフェットの名を借りた商売がされているのだと思う。

有名税とはいえ、自分の意図とは無関係に勝手に名前を使われ放題なのは気の毒な気がする。

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