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#47 〈金地金編〉地金型金貨との比較②

地金型金貨の1g当たりの販売金額を比較すると、金貨の方が金地金よりも割高になっています。

逆に地金型金貨を売却するときは、金地金よりも売却価格は若干割安となります。

地金型金貨は金地金に比べ、買うときは割高、売るときは割安。

そうすると、地金型金貨を購入するメリットが何なのかというところが気になるところです。


いろいろな書籍などに当たってみました。

その中には、発行年の違いによりデザインが異なり集めるのが楽しい、少額から投資ができる、といったものがありました。

しかし、集めるのが楽しいかどうかは主観的な問題ですし、少額でも金地金を購入することができます。あまり説得力があるように感じませんでした。


また、

・大恐慌直後のアメリカでは国民の金(ゴールド)保有が禁止され、政府が定めた交換価格で金(ゴールド)が強制的に交換された歴史的事実がある。

・金地金取引はすべて政府に捕捉されているため金貨を所有する方がよい。

というような言説もありました。

一番目の言説は歴史的事実なので確認することができますが、二番目の言説は確認のしようがないので本当かどうかよく分かりません。


ただ、以前に目をとおした書籍の中に、コイン商が取引するコインは政府が捕捉していないというようなことが書かれていました。

うろ覚えですが、たしか西村直樹『世界の支配者が愛したアンティークコインという価値を探る』総合法令出版(2017)に記載があったと思います。

この本には日本経済新聞の記事の抜粋が合わせて掲載されていました。その抜粋の内容は以下のリンクのとおりですが、有料会員でないと読むことができません。気になる方は図書館などでご確認ください。


いまご紹介した西村氏の書籍や日経の記事で話題となっているのはアンティークコインであり、地金型金貨ではありません。

また、5年以上も前の記事であり現在どのような状況なのか不明です。

しかし、現在も当時と同じ状況であると仮定するならば、コイン商で地金型金貨を買うことは、資産防衛という観点から多少の効果を期待できる可能性があります。

これが地金型金貨を購入するメリットなのではないかと個人的には考えています。


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