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【京都の駒札104】龍源院(りょうげんいん)

 大徳寺の塔頭たっちゅうの一つで、大徳寺南派の本庵である。
 文亀二年(一五〇二)に大徳寺第七十二世住職・東渓とうけい宗牧そうぼくを開山として、能登のと(現在の石川県)の領主・畠山はたけやま義元よしもと豊後ぶんご(現在の大分県)の大友おおとも義長よしながらとともに創建した。
 方丈、玄関、表門おもてもん(すべて重要文化財)はいずれも創建当初のもので、方丈は大徳寺内最古の建物といわれ、禅宗の典型的な形式を示している。
 方丈の南、東、北に趣の異なる三つの庭園があり、北側に広がる龍吟庭りょうぎんていは、苔の上に三尊石が建つ須弥山しゅみせん式枯山水の名庭で、室町時代の作と伝えられている。南庭(方丈前庭)は、白砂の大海に苔と石組で鶴亀を配した蓬莱ほうらい式の庭園、また、東の東滴壺とうてきこは日本最小の石庭といわれ、一滴の波紋から大海原の広がりをイメージさせている。
 このほか、庫裏くりの南側には聚楽第じゅらくだいの礎石を配した阿吽あうんの石庭がある。
 寺宝として、豊臣秀吉と徳川家康が対局したと伝えられる四方蒔絵まきえの碁盤、天正十一年(一五八三)の銘がある種子島銃などを蔵している。

2013年9月29日撮影


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