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micah0124
行方しれず 第四話 某研究所1
「子どもって、変なもの作るよね」
「作るじゃなくて、描くでしょ」
「はあ、今日は何? つっかかってくるね。彼氏となんかあったの?」
「セクハラになりますよ」
「まあまあまあ」
「この絵、母親もわからないって言ってましたよね」
「あれでしょ、子供のことあんま見てないんじゃないの?」
「いや、そんなことないですよ。生まれてから、毎日子供の日記つけてるみたいで、できるようになったこと、子供が今興味あること、遊びとか何食べたとか、きちんとつけてましたよ」
「ああ、意識高い系ママってやつ?今日の夕食とかインスタとかに載せちゃう系でしょ」
「そうでもないですよ。なんていうか、古風とういうか、子どものこと本当に大切に思っている今時珍しいきちんとした、なんていうかな常識的な母親って感じでしたよ。近所の人の証言からもわかります」
「随分、お母さんの肩もつね」
「いや、僕が保育園、学童でほったらかしにされてたから、なんていうか羨ましいなって」
「私情は挟まない。それに、鍵っ子なんて普通なんじゃないの。羨ましいって言ったって行方不明にさせちゃダメでしょ」
「まあそうなんですけど」
「誘拐ですかね」
「鳥取県の事件にどこか似てませんか?」
「でも、あれは大人でしょ。あれもまだ見つかってないんだっけ」
「まだです」
「ちょっと資料見せて」
「はい」
データを見ていると、あるページで手が止まった。
「これ」
「なんですか」
「これだよ、ちょっとさっきの絵を見せて」
「これですか」
「男性が失踪した時の自宅の写真が載っていた」
「ちょっとアップにして」
直線と曲線で書かれた図案のようだった。
「なんだ? デザインとか?」
「さっきの子供の残した絵に似てないですか?」
「鳥取県警の山澤にすぐ電話しろ」
「はい」
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